古代ローマカラテ
こだいろーまからて
ニンジャスレイヤー世界において修練されているカラテの流派。その名の通り古代ローマにおいて猛威を振るったカラテとされている。実際、現実世界の古代ローマ帝国では古代ギリシャから伝わったパンクラチオン等の多様な格闘技が盛んに行われ、それらは現代のボクシングやレスリングのルーツにもなっている。
使い手のニンジャ達も古代ローマに関連のあるニンジャネームを名乗っている(マニプル、ヴェニヴィディヴィシなど)場合が大半である。
何も知らぬ一般モータルが読んだら頭がくらくらしそうなパワーワードだが、特筆すべきはその扱いの悪さである。
古代ローマカラテを使うニンジャは連載開始以来まともに戦った場面を描かれていないのである。
箇条書きにすると
・使い手がアンブッシュ(アイサツの前に一度だけ許される奇襲)の一撃で爆発四散、「アイサツする実力すらなかった」と地の文で酷評される。
・ニンジャスレイヤーと対峙したあと場面が変わり、場面が戻ると戦いが終了している。
・主人公のあずかり知らぬ場所で戦っている。当然細かい模様が語られない。
・古代ローマカラテ自体は決して弱くはないはずなのだが、その使い手が猛烈に強い相手と戦って瞬殺される。
・登場時点で既に一方的に殴られ続けており、そのまま反撃できずに爆発四散。
・敵を一瞬で倒すのだが、あまりの早業ゆえに何をして倒したのか描写されない。
ここまで来るともはや様式美と化してしまっており、ヘッズ達の間ではネタ要素あるいは一種のデスノボリとして大いに楽しまれている。
だが、
第三部エピソード「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」において遂に古代ローマカラテの全貌が明かされる事となった。
つまり、ニンジャヘッズ達に親しまれていた古代ローマカラテの扱いの悪さは、このエピソードのための伏線だったのである。
多くのヘッズが古代ローマカラテリアリティショックを発症したのは言うまでも無いであろう。