概要
『デッドマンズQ』は、第4部本編終了後を描く荒木飛呂彦によるスピンオフ作品である。吉良吉影は主人公を務め、死亡後の亡霊として登場。 自分の名前以外の記憶は、第4部の時のものも含めて全て失っている。
ある尼僧の指示を受け、亡霊として各地を回って“任務”を遂行している。 その行動範囲は非常に広く、駅舎の柱の中に自分しか使えない現金を隠しておき、新幹線で優雅な旅をするなどしている。
亡霊として現世にしがみついているのは、「天国や地獄とやらが本当にあるのかなんてわからない」「仮にあったとして自分は恐らく天国にはいけないという確信がある」から。
任務を与えている尼僧は、吉良がそうして現世に留まっていることに対してはどうも否定的である様子。
小さな家を手に入れて、誰にも邪魔されない部屋で音楽を聞くことを望んでいるが、亡霊ゆえにその願いは叶わないまま、彼はずっと任務だけをこなし続けている。
容姿
第4部とは異なり、碧色の地に赤や黄色の派手な模様が入った奇妙なスーツを着ている。描かれ方によっては、スーツの模様は柄ではなくその形の穴であるようにもとれるため、どちらかは描き手に左右される。