概要
クリストファー・ノーラン脚本・監督・共同プロデュースによる2020年の映画『TENET テネット』(Tenet)の主人公。名前はなく、脚本や英語圏の公式では単に「主人公」( the Protagonist )、日本の公式では「名もなき男」とされている。作中では度々"アメリカ人"(the American)と呼ばれている。ジョン・デイビッド・ワシントンが演じており、日本語吹き替えでは田村真が演じている。
冒頭の国立オペラハウスでの襲撃事件では任務外ながらウクライナ警察が仕掛けた爆弾を収集し観客を救うなど正義感がみられる。一方、アンドレイ・セイターにキャサリン・バートン(キャット)を人質に取られ尋問を受けた際には"常套手段"としてウソをつくなど合理的な性格もみられる。
クロズビーと会話を交わした際には高級レストランで持ち帰りを頼む、オスロ空港の絵画の倉庫に訪れた際にはコーヒーを飲むか聞かれエスプレッソを注文するなど、ずうずうしい性格をしている。
正体
その正体は、組織「TENET」の創設者「主人公」「主役」( the Protagonist )とされる。物語の主人公でありかつ「主人公」であるという二重の意味になっている。