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概要編集

松竹が前年の『宇宙大怪獣ギララ』に次いで製作した特撮映画。

1968年公開。

怪獣映画だったギララとは異なり、人間を操る地球外生物の恐怖と緊迫した人間関係を描いている。


あらすじ編集

羽田空港から伊丹空港へ向かう旅客機が、テロリストによってハイジャックされた。しかし旅客機は火の玉と激突し、山中に墜落した。

生き残ったのは副操縦士の杉坂、スチュワーデスの朝倉、次期総理大臣候補の真野、兵器製造会社重役の徳安、徳安の妻で真野の愛人の法子、精神科医の百武、宇宙生物学者の佐賀、ベトナム戦争で夫を失ったニール、自殺願望者の松宮、そしてハイジャック犯寺岡と一癖も二癖もある者ばかり。

生存者を銃で脅し、逃亡を図った寺岡は岩陰でオレンジ色に輝く円盤を発見し中に吸い込まれていく。すると寺岡の眉間が割れてアメーバのような生物が入っていく。それは吸血地球外生物、ゴケミドロだった。

ゴケミドロによって吸血鬼になった寺岡。ゴケミドロは次々と人間に寄生し、生存者たちを襲い始める。やがてそれは、地球最後の日へとつながっていった。


関連項目編集

松竹特撮 ホラー映画 バッドエンド


キル・ビルクエンティン・タランティーノ監督は、旅客機が飛行するシーンの空をこの映画のものに似せるように指示し演出した。

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