概要
『ヴァルキリーズ・サマー』など、装者が不在と思われる世界があったが、本シナリオの舞台は名実ともに「装者不在の世界」である。
『哲学兵装ムラマサ』の破片を取り込み、異常な能力を得た特殊なノイズ「武者ノイズ」を相手に、クリス、調、切歌という先輩後輩トリオが異変鎮圧に挑む。
本シナリオではOP映像にも登場していた、対武者ノイズ用に変化した「和装ギア」が待望の初登場となり、公式でもクリスの新曲『SAKURA BLIZARD』を用いたPVで大々的に発表された。
なお、やたらとデフォルメされた一枚絵イラストが多い。
登場キャラクター
本シナリオでパラレルワールドに向かう三人の中ではまとめ役となっている。本編同様勢いに任せた行動や言動が、装者不在の世界で奮戦する自衛隊との軋轢を生んでしまうが、同時に彼等とのパイプ役としても活躍するようになる。後輩となる調、切歌からは若干弄ばれている感はあるが、本シナリオではよく慕われている。和装ギアでは名実ともに弓を扱うが、シナリオではいつもどおり銃のエフェクトである。
このシナリオでもムードメーカーとして活躍する。クリスとはどうでもいいことで張り合ったりするなど新しい一面も。調共々、なんだかんだでクリスには懐いている。和装ギアは薙刀(あるいは長槍)となっていて、クリスと比較しても従来よりも肌色成分が多い。
三人の中では一見一番冷静に見えるが、何かとツッコミどころのある行動も見られる。節約っぷりは健在で、パラレルワールドの方が安いものを目ざとく見つけたり、クリスに任せた買い物を見て半分は節約出来ると豪語したりしている。和装ギアは忍者衣装で手裏剣を扱う。
本世界では登場しない二課関係の面々を差し置いての登場。この世界では聖遺物研究の第一人者にして、ノイズ対策の功労者の一人。ノイズに対抗出来る装者達の到来を見て何かと興奮しており、「素晴らしい!」が口癖になってしまっている。一方、元の世界でその悪行に振り回された切歌や調からは、そのハイな言動を目の当たりにして、率直に「気持ち悪い」と言われてしまっている。装者達をVIP待遇したりと何かとサポートしてくれたり、本編では考えられない程装者達を諭してくれたりする。一方、裏では壮大な計画を企んでおり、その結果とんでもないことに……。
- 武者ノイズ
見た目そのまんまの名称。装者・ウェル共々にも「センスがない」とバッサリ言われてしまっている。通常のノイズよりも動きが素早く、装者達の攻撃を軽々しく弾いたりと、他のノイズと比べ圧倒的に手強い。その体内には『哲学兵装ムラマサ』という「不幸を招く呪いの刀」の破片が取り込まれており、取り込む数に応じて大きさが変動する。中盤以降はカルマ化した個体も出現する。