仏教における喜捨
進んで寺社への寄進、または貧者への施しをすること。
悟りを開くための6つの実践事項「六波羅蜜」の1つでもある。自らの欲望を抑え、他者に恵みを与えることが肝要とされる行為であり、感謝や敬意などの見返りを求めてはならないとされる。そのため、例えば托鉢をしている僧に寄付する際には、寄付する側が「(寄付をさせて頂き)ありがとうございました」と言うのが礼儀となる(基本的に僧の側が礼を言うことはない)。
イスラム教における喜捨
豊かなイスラム教徒が貧しいイスラム教徒へ行う寄付。
イスラム教の5つの戒律「五行」の1つ。イスラム社会においては義務として扱われることが多く、進んで行う寄付とは別に収入に応じた税金という形で喜捨が行われる国も多い。
義務で行われるものはザカート、任意で行われるものはサダカと呼ばれ区別される。中にはバクシーシなどの特定地域限定の形態が幅を利かせている地域もある。