概要
東ドイツの空軍の歴史は1951年、兵営人民警察(後の国家人民軍地上軍)の一部門として航空人民警察が設立されたのが最初である。1953年には兵営人民警察航空隊に再編され、1956年の国家人民軍成立時に国家人民軍航空軍と国家人民軍防空軍として分割される形で発足した。
1957年航空軍は防空軍を吸収合併しこの体制が1990年のドイツ連邦軍への統合まで続くこととなる。
航空軍において特筆すべき事項は宇宙開発への参加であり、ジークムント・イェーン航空軍中佐が1978年にインターコスモス計画に基づき宇宙に滞在した。