概要
1987年発売の第1作『地球防衛少女イコちゃん』を皮切りに、1988年に『地球防衛少女イコちゃん2 ルンナの秘密』、1990年に『地球防衛少女イコちゃん3 大江戸大作戦』がリリースされた。また、1995年にはなぜか文部省選定による幼児向けの作品として、『防犯教育ビデオ 地球防衛少女イコちゃん』全2話が発売されている。
主人公の少女イコが、宇宙大学生モロケンから貰ったスーパーインカムの力を使い、地球防衛隊LTDTに入隊して、怪獣や宇宙人などから「お願い」で地球を守っていく物語。
第1作では磯崎亜紀子演じる河合イコ(かわい いこ)が主人公を務めたが、第2作以降は増田未亜演じる後輩の菅河イコ(すげかわ いこ)にバトンタッチされた。防犯教育ビデオ映画では主人公は河合イコに戻ったが、演者はくにば亜紀に変わっている。
特定の作品のみに元ネタが絞れるわけではないものの、その作風はいわゆる特撮パロディものに近い。この手の物語につきものな巨大ヒーロー・ミラクルマンも登場するが、かませ犬でありすごく弱い。
また、『ウルトラセブン』でキリヤマ隊長を演じた中山昭二がLTDTのタマオカ長官役で出演している他、スタッフとして成田亨(第1作の怪獣ペンタザウルス、火星人エイターら、メカエイターをデザイン)、実相寺昭雄(第2作では監修、第3作では題字)、小中千昭(第3作の脚本を担当)が名を連ねているなど、大御所をはじめとする特撮界隈の著名人が携わっている。
1988年から1991年にかけてあさりよしとおによる漫画版も連載されており、Pixiv上ではこちらを扱ったイラストの投稿が多い(あさりは第2作目の怪獣トライドンなどもデザインしている)。
そのほかにも単発テレビドラマ『進め!地球防衛少女隊』やPCゲーム、カセットブックといったメディアミックス展開がなされていた。また、2011年には世界観を引き継いだリメイク作品として映画『地球防衛ガールズP9』が公開されている。
関連タグ
地球防衛未亡人 - 直接の関連性こそないものの、作風がよく似ている河崎実監督作品。
電エース - 一部の怪獣のスーツが流用されている他、『電エースハウス』にはセルフパロディキャラクターの地球防衛熟女イコちゃんが登場している。