外山小次郎
とやまこじろう
CV:小林裕介
サンクチュアリ(別名オルテガ・マザーベース)に所属するパイロット。メガトン級ローグのヨシツネを操縦する。サンクチュアリに訪れた一大寺大和のパイロットとしての戦いぶり(調査ドローンの持ち帰った映像で見ていたらしい)や、ドラクター襲撃時に死んだ消防士の兄に似ていることから、大和のことを慕っている。
ハルマ・リュウセイに任されサンクチュアリ内の街「パンプキンシティ」に大和らを案内し、賑やかな場所へ、とクラブに連れていった。が、突然現れた刺客のナイフで大和は頬に軽い切り傷を負ってしまう。それを見た小次郎は人格が豹変し、刺客を殴り飛ばしたりしている。
当初彼はこれを兄の人格と推測し説明したが、実態はデガート・ディクセンベルグが行った記憶操作によって植え付けられた凶暴な戦士人格によるもの。実際、戦士人格を植え付けられた時、ディクセンベルグに刺激として兄を愚弄された瞬間、人格を豹変させてディクセンベルグの首を掴むなど、暴力的になっていた。
小次郎は他の戦士人格を植え付けられたパイロットより特殊で、通常なら元の記憶が戦士人格の残虐性を抑制するが、彼の場合はそれが受け皿となり戦士人格のリミッターが外れた状態になってしまう。これによって、ディクセンベルグの指示で大和らの搭乗するムサシクロスと対峙することとなった。
そして戦いの中で、大和のサイコキネシスにより戦士人格から解放され救助されたが……
しかし、ムサシクロスとの戦闘や小次郎の救助で時間を取ってしまったことで、アメノムラクモのコア内でディクセンベルグの手配したサイバイン機体に囲まれてしまう。そのため小次郎にムサシクロス操縦を任せ、エネルギー過剰チャージ(大胆にもヨシツネを爆弾代わりにするため)をしようとヨシツネ機体に乗った大和が結果、ヨシツネから出られずムサシクロスに戻れなくなってしまった。
同じくムサシクロスに乗る浅海輝や土方龍吾と共に、一度は大和の救助を試みたものの、大和から「お前らだけでも脱出しろ」と諭されてしまう。それを聞いた小次郎は、大和とかつての兄の言葉を重ね、「ぶっちゃけ全部俺のせいですけど…!」と後悔を口にしつつも輝や龍吾を説得し、涙ながらに撤退する決断をした。
その後、大和の事を引きずり塞ぎ込んでしまうも、伊伏の言葉で立ち直り、大和の遺志を受け継いで戦う決意をする。