裏会は、私が守りますよ。
概要
作中に登場する異能者の自治組織・裏会を取り仕切る最高幹部・十二人会第一客の座に就いており、同時に一番の古株。
人物
常に和服を着た男性で、言動は穏やかではあるが、竜姫は「優しげな言動に油断してはいけない」と正守に忠告していた。
立場的には最高幹部の一人に過ぎないものの、裏会総帥があまり表に出ないため、実質的なNo.2として組織を取り仕切っており、他の幹部ですら表立って逆らうような真似はしない。
能力
草木を操る自然支配系能力者で、屋敷を訪れた鋼夜は「緑の匂いが強い」と評している。
また、精神支配系能力者でもあり、力のイメージとしてクモヒトデのようなものを用いる。
作中の動向
初登場は十二人会の会合にて。新たに十二人会へ加わった正守に幹部の札の説明や烏森の件を任せていた。
総帥によって扇一郎・奥久尼・狐ノ塚奇平が殺されたことで、裏会の混乱を口実に全権を掌握し、正守を裏会の立て直しという口実で足止めさせ、烏森の力を狙うために直属の部下に烏森を襲撃させていた。しかし、総帥の部下・零号に襲撃を受けて追い詰められ、総帥の弟・逢海月久という正体が発覚する。その後は説得に現れた正守を洗脳して支配下に置こうとするも失敗し、烏森襲撃も無想を会得した良守によって阻止される。最後は正守の覚悟に心を動かされかけたが、零号によって殺されてしまった。
しかし、後に意外な形で物語に大きく関わってくることを、この時点では誰も知る由もなかった。