CV:緒方恵美
概要
物語の鍵を握る謎の青年。
東京タワーから落下したところを本宮大輔たちに助けてもらい、「世界ではじめて選ばれし子供になった」と話す。
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以下、ネタバレ注意!
ウッコモンとの出会いは4歳の誕生日(2月29日)を迎えた日。
ルイは昏睡状態に陥っていた父親とそんな父の介護疲れからか度々ヒステリックを起こす母親から虐待とも言える仕打ちを受けており、その日もお漏らしをしてしまった罰として寒空の下にTシャツ一枚という格好のままベランダに閉め出されてしまう。
寒さに震えるルイ。そんな彼の前に突如デジタマが現れる。
「世界中の人と友達になりたい」
ルイの言葉に答えるように、デジタマは眩い光とともにウッコモンへと姿を変える。
その出会いをきっかけにルイの生活は180度一変した。
父親は昏睡から目覚め、母親は別人のように優しくなった。
いじめ等からも守ってくれ、誕生日を祝ってくれる友人も出来た。
まさにルイにとってウッコモンは最高の友達であった。
しかしひょんな事からルイはウッコモンが自身の能力を使いルイの両親や周囲の人間の脳を弄り精神を操りルイの都合の良いように操作していたという事を知ってしまう。
狼狽えるルイに対して、ウッコモンはこう答えた。
「ルイの幸せが僕の幸せなんだ!」
両親や他の子供達をあんな目にあわせたというのにそれが当然だという様に笑顔で言い放つウッコモン。
激情したルイは玄関に置いていた金属バットをつかむとそれをウッコモンから"絆の証"として渡されたデジヴァイスに勢いよく振り下ろして叩き割った。
しかし叩き割ったはずみで飛んだそれがルイの右目を直撃。
流血させながら呻くルイの姿に慌てるウッコモンであったが、ハッとすると自らの右目を抉り取り、それをルイの目へと押し入れた。
「僕の目をあげる!」
突如痛みが消えた右目。
恐る恐る手をどけたルイが玄関の鏡に目を向けると、そこにはウッコモンの眼球が埋め込まれていた。
ルイの目には最早ウッコモンが怪物にしか見えなかった。
精神が限界に達したルイが「僕は今メチャクチャ不幸だよ!!!!」と叫んだ直後だった。
突如ウッコモンの体はドロドロと溶け出す。
そして唖然とするルイの前でウッコモンは消えていくのだった。
その後、ルイは親戚に引き取られ、しばらく親戚の許で暮らしたのち、一人暮らしをはじめ、そして、彼の20歳の誕生日が間近になったある日、東京タワーの上空にデジタマが現れ、大輔達と出会い、現在に至るというわけなのだが・・・東京タワーの上空に現れたデジタマがウッコモンの物だと確信しており、そして、ウッコモンの計画を知った事を機に、当時、ルイ自信が母親に伝えられずにいた気持ちを母親に伝えるため、すなわち、当時のルイ自信をウッコモンと出会わせないため、ウッコモンともっと会話をするために、大輔達の助力を得て、究極体に進化を遂げたウッコモンを介して、単身再び過去に乗り込む。