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大神カルラ

おおみかみかるら

ライトノベル『ひきこまり吸血姫の悶々』の登場人物「アマツ・カルラ」の通称の一つ。
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概要編集

「大神カルラ」は、天舞祭での出来事やコマリとの交流の中で覚悟を決め、烈核解放・逆巻の玉響の制御に成功し、天舞祭に勝利して大神となったアマツ・カルラの通称……ではない。



以下、ネタバレ注意









































「烈核解放とは心の力。決意のない人間に宿ることはない。あのまま祖母から強要されるばかりではどうにもならなかった。カルラには決定的な試練が必要だったのです」


「未来予知ではありませんよ。私は実際に見てきたのです」



天舞祭の開催を宣言し、カルラが大神となったことで役目を終えた先代大神


彼女の正体は、逆巻の玉響によって時間を逆行し、未来からやってきたアマツ・カルラだった。作中で「大神カルラ」と呼称されるのはこちらのカルラである。


17歳の時(天舞祭の2年後)に逆巻の玉響を発動して12年前(天舞祭の10年前)に飛んでいるため、本編の天舞祭終了時点では27歳。


大神カルラが体験した天舞祭では、コマリの協力を得ながらも最後に辞退したことでレイゲツ・カリンが大神になった。しかしそれによってフーヤオ・メテオライトらによって天照楽土は逆さ月の手に落ち、神具の使用や魔核の破壊も厭わず他国は蹂躙された。それでようやく自分が大神になるべきだったと思い直したことで逆巻の玉響が目覚めて時間を巻き戻した。


当時大神だった祖母のアマツ・カヤに事情を説明し、天舞祭を経ずに大神の座を譲り受けた。それからはレイゲツ家の力を削いだり、逆さ月にスパイを送り込んだり、ゲラ=アルカの件でコマリと接点を持たせたり(本当はもっと早く出会わせたかったが、コマリがひきこもりをしていたことは過去に来てから初めて知ったらしい)と平和のために奔走した。


また祖母は現代のカルラが大神に相応しい人間になるように厳しく教育するようになり、カルラが楽観視しないように大神カルラの正体や逆巻の玉響のことは教えていなかった。


そうして紆余曲折を経て、天舞祭でカリンに負けを認めさせてカルラが大神になることが決まった後、大神カルラはカレン・エルヴェシアスネリア・カニンガムを核領域に呼び出す。そこで正体を明かして事情を説明し、力をあわせて巨悪を倒すよう頼み、逆巻の玉響の代償で限界を迎えて消滅した。




「ああ——それとコマリさんのことはちゃんと見ておくように。あの吸血姫は私の時代ではいなくなってしまった人ですから」




前述したカルラの祖母のほか、アマツ・カクメイも大神カルラの正体を知っており、複数の組織に所属しながら現代のカルラのために行動している。


現代のカルラは天舞祭後に大神カルラが残した手紙によって正体を知った。


コマリは常世で逆さ月と行動をともにしていた時にカクメイから教えられて正体を知った。


また詳細は不明だがクロヴィス・ドドレンズは大神カルラが未来人であることを知っており、ヴィルヘイズが「のちのち大きな事件を解決するための大事なピースになる」と教えられていた。


大神カルラが見た未来編集

全貌はいまだ明らかになっていないが、本編軸の世界は大神カルラがいた世界よりもいい方向に進んでいるらしい。


大神カルラが見た未来では、逆さ月のボス・スピカ・ラ・ジェミニが世界を滅ぼしたとされる。

しかし、逆さ月に潜入してスピカと接してきたアマツ・カクメイは、スピカは常世に行きたがっているだけで世界を滅ぼそうとしているようには見えず、明確に人類滅亡を企む星砦のボス・夕星の方が危険だと判断している。


そんなカクメイの進言を受けてもなおスピカの方に注意するよう主張していたらしく、大神カルラが夕星のことをどこまで把握していたのかは現状不明。


関連タグ編集

ひきこまり吸血姫の悶々 アマツ・カルラ

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