概要
pixivコミック内のコミックマルシェで2021年2月12日から連載されている漫画作品。
作者はフシアシクモ(pixivアカウント)。
単行本はKADOKAWAのビームコミックスから発売されている。
2024年3月時点で既刊5巻。
あらすじ
山の主である大蛇のもとへ供物として嫁がされた女性ミヨ。
始めは「恐ろしい」「帰りたい」と考え、脱走を試みたこともあるが、一緒に暮らす内に大蛇の気持ちを知り、彼に惹かれていく。
登場キャラクター
ネタバレ注意
- ミヨ
年のころは18くらいの女性。右の額に大きな傷がある。供物として大蛇のもとへ嫁がされた。
父親が人殺しを犯し、その末に自殺したため、村人たちからかなり酷い扱いを受けていた。額にある傷もイジメによりできたもの。
大蛇に次第に惹かれていき、子を宿す。
ボイスコミックのCVは花守ゆみり。
- 大蛇
ゆうに500年は生きている巨大な白蛇。山の主。
人の言葉を話すが、この世界では長生きした動物が言葉を話すのは普通らしい。
サイズや言葉を除けば一般的な蛇と大きくは変わらず、脱皮や冬眠はするし食べ物は丸呑み。
ボイスコミックのCVは子安武人。
- 時太郎(ときたろう)
ミヨと大蛇の息子。毒牙を持つ黒い蛇で、マムシに近い。
大人しい性格で、絵を描くのが好き。
- イナ
時太郎の双子の妹。人間の姿をしているが、鋭い牙を持ち、皮膚が一部鱗になっている。
やんちゃな性格で、お肉大好き。
- 八兵衛(はちべえ)
ミヨが山で出会ったたぬき。80年は生きており、人の言葉を喋る。
ミヨにとっては良き相談相手となる。
- 渉(わたる)
ミヨの弟。11歳。
姉と同じく村人からは虐げられている。
- ミチ
ミヨの母。
かつては優しい女性だったが、夫が亡くなってから精神を病む。
- 清之助(せいのすけ)
ミヨの父。
友人の喜助を殺した疑いをかけられ、冤罪を主張し続けたが、最期は自ら命を絶った。
- 安憬(あんけい)
僧侶。21歳。師を大蛇に食べられており、彼を憎んで探し続けていた。
- 徳郎(とくろう)
現村長。清之助の友人だった。
- ハツミ
徳郎の娘。大蛇をひどく恐れている。
- 栄作(えいさく)
ハツミの夫。
- サナエ
ハツミと栄作の娘。
- 元二(げんじ)
喜助の弟。「清之助の罪は本人のもので、家族には関係ない」として昔からミヨたちの世話を焼く。
- キヌ
本編から500年ほど前、前世の大蛇が出会った女性。両親を亡くし、寺の住職に拾われた。
村の男性に体を売ってなんとか暮らしている。