概要
著:宇野朴人、イラスト:さんば挿(1巻~5巻〈6巻以降はキャラクター原案〉)⇒竜徹(6巻~)、によるライトノベル。
正式タイトルは『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』
2015年10月4日、「電撃文庫 秋の祭典2015」にてテレビアニメ化が発表、2016年3月13日に行われた「ゲームの電撃 感謝祭2016」にて放送時期が2016年夏と発表され、アニメーション制作は魔法科高校の劣等生、プリンス・オブ・ストライドのマッドハウスが担当した。
ストーリー
隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。その一角に、とある事情で嫌々、高等士官試験を受験しようとしている、一人の少年がいた。彼の名はイクタ・ソローク。
戦争嫌いで怠け者で女好き。そんなイクタが、のちに名将とまで呼ばれる軍人になろうとは、誰も予想していなかった……。
(公式サイトより引用)
登場人物
騎士団
主人公。怠けの権化。後の世には「常怠常勝の智将」と呼ばれるようになる。
ヒロイン(?)。イグセム家の長女。サーベルとマンゴーシュによる二刀流使い。イクタとは友人以上の関係である。愛称はヤトリ。
カトヴァーナ帝国第三皇女。年齢に対して非常に高い聡明さを持つ。
レミオン家の三男であり末弟。銃の大家の息子として生まれるも、「標的が近いほど狙いがぶれる」という問題を持つ。家族からはトルルと呼ばれている。
旧軍閥名家のテトジリチ家の息子。太り気味だが、運動は人並みにできる。また、ヤトリに挑んで(将棋やテスト等)は返り討ちに遭い、また挑むという負けず嫌いな性格。
衛生兵志望の女性。実家に5人の弟がいる。巨乳。
カトヴァーナ帝国
軍人
- ソルヴェナス・イグセム
帝国陸軍元帥→名誉元帥(8巻以降)。ヤトリの父であり、現イグセム家当主。
厳格を絵に描いたような人で口数も少ないが、中身は優しい人物である。口癖のように「軍人が政治を語る勿かれ」と言うように、軍人の政治介入を嫌う。帝室への忠誠心も高い。
- テルシンハ・レミオン
帝国陸軍大将。トルウェイの父であり、現レミオン家当主。冷静で実直だが、根は気さくで優しい性格。軍人としては優秀だが、他人の心情に疎い部分がある。
腐敗貴族に半ば私物化された帝国軍の現状と腐敗した政治に対して憤りを感じている。
- バダ・サンクレイ
既に故人。物語開始前に、勅命に違反し勝手に自身の部隊を動かしてキオカ軍を迎撃、これに成功するものの戦犯として獄中死する。イクタからは、「過労死した」(原作7巻)と言われ、彼の銘である「あらゆる英雄は過労で死ぬ」という言葉はパダ・サンクレイから生まれたと言ってもいい。
その他
- トリスナイ・イザンマ
帝国宰相。佞臣をその身でもって体現する人物。彼こそがある意味全ての元凶であるかもしれない。
テレビアニメ
2016年7月から9月まで、6局にて放送された。原作1巻~3巻の内容を元に制作されているが、若干の改変があり、原作1巻終盤の一部が最終話に持ち越されている。