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概要編集

物語第三部初めに登場した魔獣。元々は大昔の三只眼吽迦羅達が太歳が持つその強大な力への恐れから目覚めないよう聖地に封印していたが、化蛇(ホウアシヲ)の件でパイが眠りから覚めるのを待つためとこれ以上八雲に迷惑をかけたくないパイの思いを汲み取って聖地に閉じ籠もった三只眼を人間世界に誘き出すために黄(ホアン)がその封印を解いた。


見た目は巨大な肉塊のようだがそれはであり、まだ完全な状態ではない。そのため孵化するのに必要な精気を集めようと東京湾の夢の島にあった剣型の崑崙(こんろん)の鍵を見つけ、これに取り憑くと近くにいた作業員を傀儡にし、東京の人間を襲わせては精気を奪い続けていた。

襲われた人間は精気を吸収されたことでミイラ化し発見されたため事件となって明るみに出た。


能力編集

精気を奪うだけなく、使い魔にして餌であるイナゴを操ることができる。このイナゴは凶暴なため襲われた人間はあっという間に食い殺されてしまう。しかし弱点が火であるのは変わっていないからか一応の撃退はできるらしい。

また傀儡にされた人間がイナゴを操ることも可能。


繭自体は何もできないわけでなく、至る所が瞼になっており、開いた眼は強力な光線を出せる。それが一斉に出してくるので無防備だと更に危険である。


動向編集

封印から目覚め、孵化しようと崑崙の鍵を使って人間から精気を奪っていたが、それを感知したパイが人間世界に向かい凶行を止めようとしていた。

その後ミイラ化殺人事件と太歳の存在を知った八雲も関わるようになり、最初に傀儡にされていた作業員を崑崙の鍵から離し気絶させていたところを、当時八雲が通っていた料理専門学校の同級生・桂木咲子がその現場に居合わせ鍵を拾ってしまったことで次の傀儡にした。

しかし、咲子の解放と太歳の再封印のため八雲が苦戦しつつも崑崙の鍵を取り戻したその隙に爆発で炎を起こし、鍵に浴びせた自身の血を炎で清め、それを太歳に掲げたことで再封印させることに成功した。

太歳が再度登場するのは第四部で、今度はベム=マドゥライの力を継いだ八雲の『魔現封神』によって二度と復活できないようにされた。


関連タグ編集

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太歳…元ネタになった祟り神。

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