概要
cv:緑川光
奥森医院を経営する開業医。ドイツ人の祖父を持つクォーター。身長192cmという長身で、髪を伸ばせば誰からも女性と間違えられるほど端正な容姿の持ち主だが、間の抜けたところがあり、よく梁に頭をぶつける。その為に彼の患者からはよくからかわれ、また周囲に親近感も抱かれている。高校生の頃は髪色と制御装置であるピアスの所為で不良に間違われる事も多かった。父親であるカールが常に日本語を丁寧語で話していた影響で、現在のかずいも常に丁寧語で話す。普段は優しくも鋭い観察眼を持つ医者で、親身になって患者の悩みを聞く。虎弥太という少年と二人で暮らしている。
そして、その悩みが患者の耐え切れるものではない場合は、マインドアサシンの力で患者の記憶の一部を破壊して苦悩から開放する。また、患者が何らかの形で被害を受けていた場合は加害者の元へ赴き、その記憶と精神を破壊する。本人は本来暗殺者として作られたその能力を快く思っておらず、よほどの場合でなければ使用しない。加害者の元へ赴く際は黒い手袋をはめ、口調も丁寧語ではなく暗殺者としての言葉遣いになる。
暗殺者となっているが、被害者から金銭の類も貰ってはいない上に彼らから依頼も請けていない。だから、暗殺者というよりも私刑執行人に近い。ちなみに普段は開業医をしている上に特に身体を鍛えている描写が無いので作中で登場する暗殺者『ウォレス・スミス』や『リヒャルト・リヒター』の様な訓練を受けた相手には格闘戦で苦戦してしまう一面を持っている。
なお、名前は戸籍上は平仮名で登録されているが、本当は「一依」という漢字表記で登録されるはずだったという裏設定がある。