如月樹
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きさらぎいつき
TERRAに所属する科学者。専門はネリヤ遺跡やオーパーツの研究
TERRAに所属する科学者。博士号を持ち、専門はネリヤ遺跡やオーパーツの研究。如月久遠の兄であり、ラーゼフォンの研究や、久遠の体調管理を行っている。
久遠を遺伝子上の母に持つ、綾人の双子の弟。腹には綾人と全く同じアザがある。「兄の代用品」としての自分に深くコンプレックスを抱いている。同じく「代用品」である立場にあった真とは、苦悩と秘密を共有していた仲。
表向きは、TERRA所属の科学者となっているが、実は真と同様に、バーベム財団から送り込まれた人間である。綾人や久遠の扱いについては、財団の方針に否定的だった。財団とTERRA内での、立場の微妙な狭間から、結果的に真を見捨てる形となってしまい、密かに苦悩していた。ギリギリまで周囲に自分の感情を抑制し続けたが、真の死を目の当たりにして遂に爆発させる。その死さえも「できそこない」の一言で切り捨てるヘレナの冷酷さに激怒し、彼女を殺そうとするが、思いつめた小夜子によって、刺殺される。
映画版では麻弥が綾人の実母に変更された事に伴い、久遠や綾人との関係性、遙との大学時代の同級生・元恋人関係だった事が省かれたことにより、原作の弐神譲二の綾人のある意味相談役的な役回りを担い、昏睡状態の久遠の庇護者であり、彼女への深い愛情が芽生えた故にバーベム卿の久遠への吸血鬼が美女の生き血を啜るかのような接し方に憎悪すら抱き、綾人が久遠を覚醒させる事ができる人物だということに賭けてみて、綾人のキスにより覚醒させる事に成功したのを見届けた後、綾人に「僕の代わりに久遠を助けるために」世界を調律してくれ、と哀願する。
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