学研現代新国語辞典とは?
新しく変化する日本語と、古く美しい日本語で、現代を表す国語辞典。新語も比較的多く採録されている。語釈が詳細で、用例も豊富。言葉や漢字の使い分けの解説や、コラムも充実。類書で唯一、しおりのひもが2本ついている。巻末には、筆順も示してある常用漢字小辞典〔第六版では、教育漢字の学年配当表示は2020年の学習指導要領に基づく〕と、アルファベット略語集が収録されている。
四~五版では1600語/32頁増だが、今回の五~六版では1400語/96頁増になった。改訂の際に増えるページは前回改訂の3倍。新語の追加が少ない分、用例が大幅に増えた。第六版の説明には「定型表現や決まった言い回しがある語は、用例に印をつけて示した。」とある。また、新たに付録で古語小辞典も設けられる〔類書唯一〕。見出しの仮名は学参ゴシック体。
国民の祝日では2016年から「山の日」が実施されたが、第六版では追加されなかった〔他の国民の祝日は載ってある〕。
2021年の重版で、「恋愛」「恋」「恋慕」などの項目で異性や男女の記述がなくなった。また、「山の日」は追加されていないが、「天皇誕生日」など国民の祝日に関する内容も更新された。
書籍情報〔第六版〕
項目数
77,000語〔第五版より+1,400語〕
今回の改訂では、連語や慣用句などの複合的な語(約950語)を中心に増補された。したがって、新語の追加は少なめ。古語小辞典は330語収録。
編者
金田一春彦・金田一秀穂
発行日
2017年12月08日発行
- 1994年04月01日 初版発行
- 1997年11月20日 改訂新版発行
- 2002年04月01日 第三版発行
- 2008年01月25日 第四版発行
- 2012年12月19日 第五版発行
ページ・価格〔税抜き〕
1,824ページ
- B6判(普通版):3,000円
- B6変型判(小型版):2,800円