安定のかがもん
あんていのかがもん
久彦氏の艦これ二次創作漫画シリーズ、『榛名日和』で安定して登場するオリジナルコンビである。加賀とながもんで、いつの頃からか「かがもん」と呼ばれるようになった(読者間で自然発生した呼称で、タグにも使用されているが、作中では「かがもん」とは呼ばれていない)
とにかくやらかす行為が、ことごとく間違ったベクトルで最大戦速を発揮しており、「BBQで秋刀魚を焼いて、垂れた油で炎を吹き上げる(しかも繰り返す)」「雪を積み上げてシロップをかけて特大かき氷をこさえる(しかも真冬)」「潜水艦の真似をして、雪にアタマから突っ込んで遭難(?)する(なぜか雪がらみのトラブルが多い)」と、轟沈レベルのやらかしが多い(そして、たいがい赤城にツッコまれる)
瑞鶴相手にいたずらを仕掛けたりもするが、他の艦娘相手とは限らず、スイカ割りなどで、お互い同士でいたずら(悪ふざけ)をしていたりもする。「度が過ぎた遊び好き」と言ったところだろうか。
二人とも非常に無口で、しかも一見クールな無表情でポンコツな真似を繰り返すさまが、いっそう笑いを誘う。
たいがいが背景、モブ的な顔出しなので、イラスト中では小さく描かれているが、隠れたレギュラーとして安定した存在感を醸し出している。
艦これの艦娘達には、二次創作も含めて多数のコンビ、カップリングが存在しているが、「加賀と長門」という組み合わせはかなり珍しく、ほぼ本シリーズ限定である。他作品では大食艦ネタで常連の赤城が、もっぱらツッコみ役に回っているのも珍しい。
艦種的にも正規空母に戦艦と、一見関連がない。シリーズ中で「自然成立」したコンビなので無理もないが、加賀は元々加賀型戦艦(長門型の拡大改良型)1番艦として起工され、また未使用の主砲も、装填不良が頻発していた初期の長門にそっくり流用されたので、全く縁がないわけでも、ない、かもしれない?