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帝乱

だいらむ

『ヒプノシスマイク』の有栖川帝統×飴村乱数の腐向けカップリングタグ。 二人は同じグループ、Fling Posseに所属している。
目次 [非表示]

帝統がボクとチームを組んで良かったなって思えれば──

「お前があそこで目を変えて 仲間になって俺は何一つ後悔してねぇ!」




この項目は本編ストーリー・設定等のネタバレ情報を含む場合があります。



概要


有栖川帝統×飴村乱数の非公式腐向けカップリング。



プロフィール

名前有栖川帝統飴村乱数
所属シブヤディビジョンFling PosseシブヤディビジョンFling Posse
年齢20歳24歳
職業ギャンブラーファッションデザイナー(Empty Candyプロデューサー)
誕生日/星座7月7日/かに座2月14日/みずがめ座
身長177cm155cm
体重77㎏49㎏
血液型B型O型
利き手
好きなものギャンブル・スリル女性と遊ぶこと・派手なファッション
嫌いなもの堅実な生き方・紅茶お化け・注射・自分の過去を詮索されること
好きな/嫌いな食べ物ジャンクフード/なしキャンディー/グリーンピース
一人称ボク(俺)
お互いの呼び方乱数・お前帝統(ダイス、だいす)・君

帝統の方が4歳年下の年下攻め(後述)カップリング。

また、身長差22cm、体重差28㎏と体格差のあるカップリングである。

二人は共に喫煙者。また飲酒も好むため嗜好が似ている。

2/14はバレンタイン、7/7は七夕で両方とも愛にちなむ日。また7/7はサマーバレンタインでもある。


本編の二人

出会い~1stバトル前

二人の出会いはCD「Fling Posse-F.P.S.M-」Fling Posse結成のドラマパートが収録されたCDのドラマパートである。

乱数がディビジョン・ラップバトルのために仲間を探しており、帝統に声をかけたのがきっかけ。

帝統は乱数に声をかけられたときギャンブル中で、ここで勝たなければホームレスになってしまうという場面であった。777を揃えるべく願をかけていたところで乱数が後ろから飛び付いてきたためスロットを外してしまう。もちろん怒る帝統だったが乱数は意に介さずにチームに誘う。

乱数はこのとき、最初は「有栖川くん」と呼んだが「帝統って呼んでいい? いいよね? やったー」と帝統の答えを訊かずに帝統と呼ぶことを決めている。

乱数が帝統の話を聞かずにチームに誘ったため、帝統は「ふざけるな!」と一蹴した。

その後家を失った帝統が公園を歩いているのについてきた乱数は、再度帝統をチームに誘う。帝統は「お前みたいに有名なMCが俺みたいなクズと組みたがるかね」と漏らす。

後になって帝統は内閣総理大臣補佐官である無花果のことも知らないという描写がされるため、乱数のことを知っている=ラップに興味があった、もしくはTDDがそれ以上に有名な存在であったことが分かる。

ラップバトルなんかどうでもいいという帝統に、乱数は《帝統は自分の命を賭けてヒプノシスマイクを手に入れた》という情報を伝える。スリルと興奮が得られると聞いてマイクを手に入れたのにもかかわらず、戦う相手はワンバースで倒れてしまいスリルも興奮も何もないと煙草をふかす帝統に、乱数はラップバトルを持ちかける。

そして乱数の挑発に乗った帝統とバトルが行われた。

帝統の先攻で始まったバトルで、乱数はワンターンで片膝をつく。それを見た帝統は、元TDDである乱数に今までの奴らは即失神したと感心し、乱数も並の人ならやられるのは分かると帝統のラップの腕を褒める。続く乱数のターンで帝統も倒れるがすぐに立ち上がり、乱数にボクのリリックを受けてすぐに立ち上がるなんて君も並とは言い難いよと褒められる。乱数とのバトルで帝統は、今までギャンブルだけできればいいと賭けをすることでしか感じなかった「生きている」という感じがするという表現をしており、乱数とのバトルに求めていたスリルと興奮があったことを認め、最高だったと評している。


ラップが楽しかったことを認めた帝統は、賽子を取り出しこの賽子の出目が偶数だったらチームを組むと言う。乱数もそれを承知し、帝統が投げた賽子の目は奇数。俺としても残念だが、と断ろうとした帝統の前で乱数は指で賽子を転がして偶数にする。自分で動かしたじゃねえかと憤る帝統に乱数は賭けを持ちかけた。


「帝統は神がいる方に賭けるんだね!」

「帝統はボクとチームを組んで禄でもないことにないことになれば賽に神がいたってことが証明される けど逆に良かったなって思えれば神はいないってことの証明になる」

「君がその賭けに勝てば僕は君の為に全存在を差し出すよ」


この乱数の誘いに帝統はお前おもしれーなと笑い、その場で二人はチームを結成。

この賭けは 帝統の勝利……乱数の存在は帝統のもの 乱数の勝利……いっしょにチームを組んで良かったから継続 とふたりはどちらにしても共にいることとなっており、ふたりの最初の関係として衝撃を残す。


なお、コミカライズにてこの時の出目は、帝統が5を出し乱数が4に変えたことが明かされた。


その後家を失った帝統を乱数はそのまま事務所に泊めることになる。

そして幻太郎もチームに参加しFling Posseが結成された。


このように強すぎてラップバトルに燃えられなかった帝統が、乱数とのバトルをきっかけにラップの面白さを知りチームを組んでバトルを始めたという王道的な関係から始まっている。お互いが相手のラップの腕に好意を抱いているのもヒプノシスマイクという作品の特徴である。

乱数は幻太郎を先にチームに誘っているが幻太郎が保留にしたため、帝統の方が先に仲間になっており、Fling Posse乱数の最初の仲間と取ることもできる。それが理由かは不明だが、他のディビジョンが1→2→3と番手順にしゃべる時でもシブヤは乱数→帝統と話すことが多い。また、乱数はチームの二人を呼ぶときに帝統、幻太郎と帝統を先に呼ぶことも多いのが特徴である。


その後、二人は親交を深めていく。


乱数の事務所に呼び出された帝統と幻太郎は、帝統の提案によりチンチロをすることとなった。

帝統はある程度狙った目を出せる(帝統曰くイカサマではなく技術)ため、乱数や幻太郎から掛け金を巻き上げることに成功する。しかし、幻太郎に気づかれイカサマ賽子でピンゾロを出され、続く乱数にもピンゾロを出されて敗北した。掛け金の用意できない帝統は二人に臓器を売ろうと脅されるが、結局は巻き上げた金を返却することで見逃された。

幻太郎のイカサマは乱数に見抜かれているが、乱数がイカサマをしたかは不明である。

この後、帝統の臓器ネタは鉄板になったようで乱数と帝統の間で度々繰り返されることとなっている。

乱数のモノローグで、いっしょに遊んだことは距離を縮めるための作戦の一環だったと判明するが、このチンチロの様子を思い出して一人笑っているため、すでに少し絆されていることが分かる。



コミカライズでは予選にて乱数と帝統が連携して韻を踏み、それに驚く観客が描かれた。



1stバトル

Fling Posseの決勝トーナメント初戦の相手はシンジュク麻天狼

バトル直前の楽屋ではトーナメントが終わったら高級中華を奢るという乱数に帝統は喜んで手を取りあってはしゃぐ様子が見られる。

このバトルで乱数は中王区より真正ヒプノシスマイクを使用し寂雷をマインドハックする命令が出されていた。真正ヒプノシスマイクを使用すると使用者は命を落とすが、命令違反をしても処分は免れない。こんな戦いに何の意味があるんだと思いながらも真正ヒプノシスマイクを使用しようとマイクを掴んだ乱数の、その使用を止めたのが帝統である。乱数の肩に手を回し、難しいことなんて考えずに頭からっぽで向かっていけばいいと帝統は笑いかけた。

帝統は乱数が調子を出せないのは寂雷との因縁のせいだと思っており、真正ヒプノシスマイクを使用したら乱数は命を落とす、などの事情を理解していたわけではもちろんない。ただ自分の動きたいように動き、かけたい言葉をかけた結果、奇跡的なタイミングで乱数の真正ヒプノシスマイクの使用を止めたことになる。

その後幻太郎の言葉を受け、どの道後がないなら好きにやってやると覚悟を決めた乱数の反撃のラップでは、興奮したように笑う帝統と笑顔でラップをする乱数が印象的である。


この【乱数の真正ヒプノシスマイク使用をまず止めたのは帝統である】という設定は、根本的に設定の違うアニメ版でも踏襲されており、重要なエピソードであったことが窺える。


結果はFling Posseの敗北で、1stバトルは準決勝敗退ということになった。

敗北後、乱数は会場の外で話していた幻太郎と帝統にまとめて飛び付く。帝統は暑苦しいから離れろと乱数を引き放そうとするが、ご飯を奢ってあげようと思ったのに、という乱数に気が済むまで抱き着いてくれと腕を広げる。その言葉通り乱数は幻太郎に止められるまで帝統に抱き着き、帝統は乱数をくるくると回して遊んでいた。

「えへへ~ 帝統好きぃ~」


その後約束通り乱数の奢りで三人で高級中華に行き、乱数はこの後自分は処分されるだろうと覚悟を決め中央区の呼び出しに応じて二人と別れた。実際には処分することはなかったが、自分の命をくだらないと言われた乱数は膝を抱えることになった。


1stバトル後~2ndバトル前

アルバム「Enter the Hypnosis Microphone」のオリジナルドラマトラック、またそのコミカライズにて、二人の日常の会話などが垣間見える。

シブヤの街中で土下座しながら通行人にお金を無心する帝統に乱数は一万円札をご祝儀と言って渡していた。その一万を帝統は数百万円まで膨らましたが、それをオールインした賭けで負けてしまい無一文になる。

無一文になった帝統は怪しい荷運びの仕事をすることにしたが、荷物は3人で運ぶのがちょうどいいと言われたため乱数と幻太郎と共に運ぶことにする。

乱数の事務所をノックもなしで開けている帝統から、気安い関係性が見て取れる。その時にいた女性に叩かれた帝統の頬を「痛いの痛いの飛んでけ」とスリスリと撫で擦る乱数が見られた。

仕事の前金としてもらったお金で借金を返済した帝統に「上手くくすねて来たんだね」とニコニコと受け取る乱数から、帝統に対する認識が垣間見える。それがどんな過程があってもお金はお金だと言う乱数に、それはそれでどうかと思うぜとやや引いた様子を見せる帝統が対照的である。

三人で帝統の受けた仕事の荷物を取りに行く時には、帝統は乱数の肩を抱きながら歩いている。

指定された受け渡し場所のコンテナヤードでは、乱数の分の荷物は帝統が持っていた。三人で持つのにちょうどいいからと誘ったはずであるが、役割が無くなっても着いていく乱数と当然のように乱数の分の荷物を持ち、特に着いてくる理由もないはずの乱数を当然のように受け入れている帝統という場面である。

コンテナヤードからの帰りでは乱数が帝統の腕を掴んでいる描写がある。


コミカライズの解説で、乱数への借金は100万ほど(幻太郎は20~50万)ということが判明した。

帝統の借金に関しては幻太郎の言及も多く、帝統を甘やかすなという幻太郎の発言、あんまりお金を貸すと幻太郎に怒られるという乱数の発言など、相当乱数は気軽に帝統にお金を貸していると思われる。



2ndバトル準備の段階で、ナゴヤやオオサカの参戦のために中王区の命令で奔走する乱数。そのため、複数のドラマパートで様子を窺うことになる。

コミカライズではナゴヤから帰ってきた乱数を街中で見かけた帝統が事務所に訪ねる補完がされた。普段世話になっているから奢ると乱数を連れ出そうとし、また落ち込んだ様子の乱数を景気づけるためにか、スロットで勝った景品や途中のコンビニで買ったものを大量に差し入れている。

乱数の肩を抱く帝統、その手を見つめる乱数、そして回された帝統の袖口をきゅっと掴む乱数という一連の流れの後、乱数が幻太郎と帝統の手を掴むのだが、帝統はその手を握り返し、二人のしっかりと結ばれた手を見ることができる。二人の心情や繊細な行動の描写が見られる回である。


2ndバトル前のチームにスポットの当たる「Fling Posse -Before The 2nd D.R.B-」では乱数の出生を含め多くの情報が開示された。

最近の乱数の様子がおかしいという幻太郎に対し、俺らは乱数じゃねえんだから話しても答えなんか出ない、本人に話を聞こうと答える帝統。乱数はプロフィール通り過去を探られることが嫌いなのだが、今まで周辺にいた人物たちにも疑われ何かしらの手を使って身辺を探られてきた。裏を探ることなく純粋に本人に訊くという手段をとれる帝統は乱数にとってありがたい存在であっただろう。

その後乱数の呼び出しに応じ、事務所に集まったFling Posseの面々。この時悪ふざけで帝統と腕を組んだ幻太郎に対して、帝統は腕なんか組むんじゃねーと拒絶しており、相当な頻度の接触を受け入れている乱数との差も感じられる。

吐血し倒れた乱数に踏み込もうとした帝統だったが、幻太郎に自分たちにも事情があるだろうと説得され、乱数の希望通り事務所を去る。ここでは終始心配そうに眉を下げる帝統が見られる。


その後中王区に見放された乱数は、事務所に戻ったところにいた帝統に掴まれた腕を振り払い走り去ってしまう。

乱数の回想シーンでは真っ先に帝統の声が流れるが、この演出は以降のコミカライズでも踏襲されたようで、別のシーンでも乱数の回想シーンは帝統の顔やエピソードが先に浮かぶようになっている。

そして中王区の差し向けた乱数のクローンにやられ倒れた乱数の「誰か……助けて……」という声に呼応するように真っ先に駆けてきたのは帝統であった。

帝統はすぐにクローンたちに「ニセ乱数」と発言をする。実際にはFling Posseの乱数も含めすべてクローンであり、この乱数が本物で他の乱数が偽物というわけではない。しかし帝統は仲間の乱数が本物であり、他の乱数はすぐに偽物だと断定した。乱数は楽曲の歌詞でボクがオリジナル、ボクはオートクチュールなど、自分がオンリーワンの存在である(ありたい)ということを歌ってきており、この帝統の発言がどれだけ乱数にとって重いものになるかは察するに余りある。

この後クローンとバトルする際に乱数が言った「最後まで悪あがきしてやる!」は帝統がコンテナヤードで理鶯と戦う際に言った言葉と全く同じであり、二人の根底的な共通性が窺える。

しかし圧倒的なクローンたちのラップに三人は倒れてしまう。乱数は帝統を見、幻太郎を見、二人を守るために一人立ち上がって再度応戦するが一人では全く歯が立たない。そんな乱数を見て帝統は根性を見せ立ち上がる。それに続いて幻太郎も立ち上がり三人でクローンたちを撃退することができた。

ボロボロの体で、無事で良かったと乱数に笑いかける帝統。だが乱数は明るい様子ではなく、帝統は心配そうに乱数に声をかける。そこで乱数は自身がクローンであることと、飴を定期的に摂取しなければ死ぬということを告げる。ここで幻太郎は乱数のクローン事情について問いかけるのだが、帝統はその話を聞かずにクローンの懐から飴を漁っていた。前述の発言も併せて、帝統にとって乱数の裏やクローン等の事情はどうでも良く、いかにただ乱数という個人を見ていて、その乱数の問題の解決に動こうとしているかが分かる。

「Enter the Hypnosis Microphone」や後に出るゲームでもそうだが、帝統は盗みや公序良俗に反する行いに肯定的なわけではないという描写がされており、この場面でクローンから躊躇いもなく飴を盗むという行為が、そういった考えよりも乱数のことを上位に考えていることが見て取れる。

しかし飴を手に入れても少し延命しただけだと項垂れる乱数の肩を掴み振り向かせ、お前は俺が死なせないと帝統は言う。そしてうじうじする乱数に自身の賽子を持たせ、それを振って偶数なら乱数は助かる、と賽を振らせた。これは二人の出会いのエピソードと同じシチュエーションで、賽子を振る人物が帝統から乱数へ変わっている。


乱数の出した目は奇数であった。それを見て沈む乱数に「バーカ!よく見てみろよ」と帝統はサイコロを転がして偶数にした。乱数はもちろん、自分で動かしたじゃないかと返すが、帝統はおう、と堂々と頷いた。


「前にお前がやったのをそっくり真似たぜ!」

「お前があそこで目を変えて 仲間になって 俺は何一つ後悔してねぇ!」

「だからお前も黙って 今俺が出したこの偶数を信じればいい!」


この帝統の言葉を聞き、乱数は盛大に笑う。帝統は命懸けで乱数を守ると言い、二人は仲を深めたのであった。


この場面は後のコミカライズで1→4と目を変えたことと、出会いのときの賭けと重なるという描写がなされ、帝統がただ偶数を出したのではなく、乱数が出したものと同じ“4”を出したことが示唆された。

また、幻太郎がその様子を信じられない、えっ……という表情で見ている描写も補完され、二人の出会った時の賭けのエピソードは幻太郎には話していなかったことが窺えることになった。



時間軸的にはここではないが、この間に発売されたオフィシャルガイドブックの付属CDにて、帝統の出生が明かされた。

帝統は中王区トップ内閣総理大臣である東方天乙統女の子どもであった。このため、帝統と乱数は共に中王区出身(関係者)であることが判明した。しかし、出身は同じでも立場としては国のトップの一人息子と、中王の犬として使われている存在とかなり対照的である。

しかしシブヤにおいては、曲中で「野良犬」「みんなのアイドル」と歌う二人はまるで違う立場となる。

その二人がチームを組み対等に関係を築いているのが帝乱の趣深いところである。



2ndバトル

CD「2nd D.R.B Fling Posse VS MAD TRIGGER CREW」ではFling Posseの2ndバトル参加の経緯や、乱数と幻太郎と帝統の個人の事情などが垣間見える。

中王区から狙われ、クローンに居場所を取られた乱数。そのため三人で逃走生活を送っていた。

幻太郎がポップな乱数に猫を被らなくていいと言うのに対し、帝統は同CD収録の楽曲や他の言動を鑑みるにこちらの乱数の方を乱数らしいと認識している模様。

このドラマトラックでは幻太郎が帝統に乱数の飴のストックを訊く場面がある。これに対して帝統は今の調子なら暫くは大丈夫だと返事をしており、つまり「帝統が乱数の飴を管理している」ということになる。自身のポケットに乱数の飴を詰め込み乱数の消費ペースを計算している帝統と、自分の命である飴を帝統に預けている乱数という、今までの二人であれば決して考えられない関係になっていることが分かる。

また思ったことを声に出すタイプの帝統らしく、俺と幻太郎がお前を守ってやるよ、と乱数の肩を抱く。そして幻太郎に言葉にすると言霊が宿ると言われ「乱数はぜってぇ助かる!」と何度も繰り返し叫んだ。

時を同じくして、中王区は仄仄を動員し三人の拘束を図る。

お前だけでも逃げろと乱数を逃がす帝統だったが、幻太郎と二人では仄仄に対抗できず万事休すのところに乱数が戻ってきて三人で挑むことになる。だが仄仄に傷をつけることはかなわなかった。しかし、乱数のアビリティによって仄仄に幻惑をかけ逃走することに成功する。

謝る乱数に「へへっ、いーってことよ! お前軽いしな」と答える帝統という、体力を使い果たした乱数を帝統が運んでいる描写があり、ファイヤーマンズキャリーなのかお姫様だっこなのかおんぶなのか、どんな運び方をしているのかと様々な憶測が生まれた。しばらく明言は無いままであったが、後にコミカライズでおんぶだったということが判明した。


その後、帝統は乱数をこの状況から助けるために、捨ててきた関係である母・乙統女に連絡を試みる。

そこで幻太郎の原稿と引き換えに乱数を狙うことをやめ、生きるための飴を要求するが、そのうち壊れるモノと乱数を物扱いする乙統女に「ふざけんじゃねぇ! あいつは俺の大事なダチなんだ! モノ扱いしてんじぇねぇぞ! くそったれ!」と怒りをあらわにする。飴はもう手に入らないと拒絶されたが、乙統女は乱数を見逃すことは飲み込んだ。乙統女は帰ろうとする帝統の背中に、あれは助かる見込みがないものだと投げかける。


「お袋は不可能にベットすんだな?」

「俺は可能にベットしてやる! お前らが知らないだけであいつが助かる方法は必ずある!」


これは帝統と乱数の出会いのシーンである「帝統は神がいる方に賭けるんだね!」を彷彿とさせ、前回のドラマトラックから引き続き、帝統にとってあの賭けが特別なものであったことを繰り返し視聴者に印象付けることになった。


帝統の交渉によりFling PosseのDRB本選出場も決まる。

トーナメント前には、帝統は賽銭箱に全財産である一万円札を入れ「今度こそバトルに勝って乱数が助かりますように!」と三回唱えていた。

乱数は、生き延びることはできたが、俺が中王区にあらがったって勝てない、と呟こうとしたときにぱんっと自分で自分の口を塞ぐ。それは、帝統に「言葉にすると言霊が宿るらしいからな!」と口を塞がれたことを思い出したからであった。

それに感化され「俺は助かるし奴らに一泡吹かせる!」とポジティブな言葉を、参拝時の帝統と同じく三回唱えた。

この言葉は外にいた帝統と幻太郎にも聞こえていたようで、二人にからかわれる乱数が見られる。

なお、この「言葉には言霊が宿る」ということを最初に伝えたのは幻太郎であり、実際回想の元となったシーンでも帝統は「幻太郎曰く 言葉にすると〜」と言っているのだが、乱数の中では帝統に伝えられたメッセージということらしい。


会場での様子は、Fling Posseの試合は最後のため、トーナメントの観戦をする。


シンジュクvsナゴヤ戦では乱数はお菓子を食べながら観戦しようとお菓子を持ってくるのだが、帝統と幻太郎は試合に集中して余裕がない。乱数はそんな帝統の頬にグイグイと剥き出しのまま押し付けたキャンディを自分の口に運んでいる。帝統に飴をあげ慣れている様子がうかがえる。

試合を真面目に観戦しようとする帝統と幻太郎に自分たちはいつもニコニコでいなくては、と空気を和らげようとする乱数。幻太郎は、ですが……と否定しようとするが、帝統は……だな、と気負いすぎていたと力を抜き乱数の持ってきたお菓子を食べはじめた。



準決勝の相手はMAD TRIGGER CREW

勝とうねという乱数に、乱数の価値を思い知らさないといけないからと、帝統が改めて戦う理由を乱数に話している。

体調のせいでふらつきながらも、試合に出ると言う乱数に、帝統は「もしヤバくなったら俺が乱数を守ってやる!」と自身の胸を叩いた。

バトル中には乱数の体調や帝統のアビリティー、またMAD TRIGGER CREWの強さによって劣勢に陥ってしまい、左馬刻のアビリティーによる強大な攻撃が襲い掛かる。乱数は帝統の前に出てラップをして左馬刻の攻撃を歪める。だが、左馬刻は精神力で持ち直したため攻撃を浴びてしまい、ふっ飛ばされてしまう。乱数はこの攻撃で意識を失ってしまうが、乱数のアビリティーのおかげで帝統と幻太郎は生き残る。自分たちをかばって倒れた乱数を優しく寝かせ直す帝統が見られた。

Fling Posseはその後幻太郎の作戦によりMAD TRIGGER CREW倒して決勝に進むこととなる。


準決勝後は三人で屋上で帝統のおごりで牛丼と缶詰めとビールで食事をとる。

体調がどうなるかわからないからまた迷惑をかけるかもと言う乱数。帝統はそんな落ち込んだ様子の乱数の背をばんと叩き、何があっても迷惑だなんて思わないと声をかけた。




決勝はBuster Bros!!!麻天狼との三つ巴の戦いとなった。

作戦によって寂雷の回復を使用して優位に立ち回っていく。前回優勝ということで対策された麻天狼が先に落ち、Buster Bros!!!との一騎打ちとなる。

一郎の攻撃から乱数と幻太郎を庇おうとした帝統だったが、その帝統と乱数を幻太郎が守りきり、幻太郎がFling Posseで一番最初に脱落した。

幻太郎が手放したマイクを乱数に渡し、帝統は一発逆転のアビリティーに賭ける。

「乱数……俺にベットしてくれ……」

帝統は宣言通り攻撃力が10倍に上がるという目を引き当てる。「一緒にイケブクロの奴らにラップを叩き込むぞ」という帝統に疑問符を撒き散らしながらも「わかった!」と乱数は頷き、乱数と帝統のコンビネーションラップを披露した。ラップ中に帝統は乱数の背を押し、乱数はめいっぱいのラップで攻撃をする。

このときに帝統のアビリティーで揃った777に加え、サイコロが4の目で描かれた。この“4”は前述の通り、乱数と帝統が出逢ったときに乱数が変えた目であり、クローンが襲ってきたときに帝統が変えた目である。二人にとって大切なものだということが窺える。

この攻撃でBuster Bros!!!を倒し切ることに成功し、Fling Posseは優勝した。

優勝決定後、帝統に抱きつく乱数。この後には目を覚ました幻太郎に二人で抱きつく光景を見ることができる。


優勝後、ホテルでは相変わらず帝統が乱数の飴の残量を把握している様子が窺える。

またルームサービスで朝食をとる帝統。幻太郎には食べかすを撒き散らしながら話しているが、乱数と会話する前には口の中身を飲み込んだから話し出している。

このシーンは乱数が帝統に後ろから抱きついており、それを受け入れ、くっついたまま会話する仲の良さが見られた。

また、泊まった部屋にあるものはすべて持ち帰って良いと勘違いして、アメニティーだけではなく微微も持ち帰ろうとする帝統を乱数はドロボーと呼ぶのだが、帝統は人聞き悪いこと言うなと乱数の頬を押す形で口を塞いでいる。




2ndバトルより後の展開

Fling Posseの優勝で幕を下ろした2ndバトル。優勝記念CD「キズアトがキズナとなる」では優勝後の様子が語られている。

優勝したことを何度も確認する乱数に昨晩散々お祝いしたと返す幻太郎。帝統は「めでてえことは何度確認してもいいじゃねえか」と乱数と頷き合っている。シブヤに戻ったらパーティをするという乱数に帝統は喜んでいたが、その際に幻太郎に馬鹿と言ったことによって幻太郎がハジけてしまう。それに乗っていった乱数も含め帝統はドン引いたようで怖がっている様子が見られた。


各ディビジョンリーダーの和解後、乱数の事務所に集まった帝統と幻太郎。帝統はたくさんのごちそうを前にテンションを上げてがっついており、乱数はねぇねぇおいしい?と楽しそうに訊いている。たらふく食べた帝統は、優勝して最高で最高だなととんちんかんなことを言っているが、乱数は嬉しそうに同意していた。

その後賞金の使い方の話になったのだが、乱数と幻太郎への借金も加味して3500万-3500万-3000万という形に落ち着いたことが語られる。賞金の使い道として乱数は自身のブランドの開発費に回すと言い、帝統は全て馬券にすると言う。乱数は帝統らしいねと笑ったが、競馬場に行く帝統を見張りとして着いていくことにした。

見張りの隙を見て全額ベットした帝統だったのだが、まさかの大当たりを引いて1億円をゲットする。

その後帝統がモツ煮や酒を奢ることになった。そこにいた帝統の知人のおっちゃんが意気消沈なのを見て一緒に飲むことになり、帝統がそのおっちゃんに借金があることが判明すると、乱数は帝統を帝統の帝(皇帝の意味がある)を取ってなのか借金エンペラーと称している。

最終的には借金で会社を続けられなくなったというおっちゃんの繊維会社を、競馬で勝ったお金全額とDRBの優勝賞金すべて合わせて買い取り、Fling Posse Inc.という会社にしている。



2ndアルバムとなる「CROSS A LINE」では、テレビ番組の企画として全ディビジョンのメンバーがシャッフルされ1日を過ごすことになった。

乱数は理鶯一二三とフリーマーケットに出店することとなったのだが、理鶯のゲテモノ料理にも興味津々な様子が描かれた。しかしシュールストレミングの開封の強烈な匂いによりトラウマを負うことになった。

帝統は空却銃兎とチームになりラーメンを食べることになったのだが、そのラーメンは激甘であり、何でも美味いと食う帝統が珍しく引く様子を見せ、二人とも食に関してダメージを追うことになった。

事件後の解散時には早く帰って遊ぼうという乱数に、おう、と返事をする帝統を聞ける。


コミカライズオリジナルの描写

Before The Battle Dawn Of Divisions

Track-12にて乱数の過去が明かされた。

ここで乱数の年齢が公式プロフィール通りでないことが確定し、生まれてから(作られてから)一桁の年数しか経っていないことが判明した。

24歳と20歳の二人であったが、実際に生きている年数的には帝統の方が長くなる。

また、乱数はここで華灯により“真似”という行為を教えられる。オリジナルというものへのコンプレックスの垣間見える乱数だが、真似していればいつかキミ自身のものになるという言葉をもらった。華灯を真似して笑い始めた乱数にとって、後に帝統から貰う「お前がやったのをそっくり真似たぜ!」という言葉は特別なものであるのかもしれない。

なお、この回では学生時代と思われる帝統も見ることができる。


FP+M おまけ漫画等

1巻 乱数の描いた帝統のイラストを見ることができる。

2巻 3人でダブルハートを作るイラストが描かれている。乱数と帝統はハートを難なく作れており二人とも手先が器用であることが明かされた。

3巻 限定版の口絵のカラーイラストで3人くっつくものがある。乱数は幻太郎と帝統の二人の肩に手を回しているのだが、帝統はその回された乱数の腕に手を添え支えている。また、巻末では乱数が帝統の腰に腕を回しているイラスト、帝統が乱数の首に手を回しているイラストがある。帝統が腕を回している方は帝統の腕で乱数の頬が押され歪んでいるため、ぎゅっと力を込めて接触していることが見て取れる。通常版では破れた服を繕ってくれと乱数に頼む帝統が見られる。なお、破れすぎて繕うのは無理だと断られており、アップリケでもするかと問われていた。


+1巻 乱数が見ただけである程度人のサイズが分かることが描写された。帝統が何日ごはんを抜いているかを見ただけで当てており、その後帝統に食事を提供している。

お腹いっぱい食べた帝統に、いつものサイズに戻ったと抱き着く乱数から、頻繁に抱き着いているだろうことが推測できる。

+2巻 帝統の差し入れの中身はほとんどパチンコの景品だったが、コンビニで乱数の好む甘いものをどっさりと買って持ってきていたことが判明した。

+3巻 「ダイスのそゆとこすきぃ~」と帝統に抱き着きにいく乱数が見られる。通常版では帝統のコートを羽織って逃げる乱数が描かれた。

+4巻 乱数を背負って逃げる帝統の行動が描写された。倒れた乱数は自分が運ぶものだという決断力の高い帝統が見られる。また、通常版では幻太郎の隠れ家で3人で眠る際に幻太郎と帝統の上着に包まれて眠る乱数のイラストが描き下ろされた。限定版のカバー裏では、見ているだけで寒いという理由で乱数が帝統にレッグウォーマーを履かせている。このときに帝統の身に着けているマフラーもEmpty Candyの漫画の吹き出し柄だと思われる。

限定版の特典冊子収録話では幻太郎が帝統の名前で勝手に懸賞に応募し堅焼きせんべい1年分が当選したのだが、その堅焼きせんべいの箱が乱数の事務所にある。幻太郎の家に届いたとするなら、わざわざ一人では持ちきれないであろうダンボールを乱数の事務所に運んだことになり、乱数の事務所への入浸り具合が推測される。わざわざ幻太郎の家から乱数の事務所へ持ってきたとは考えにくいとし、乱数の事務所に帝統宛の荷物が届いたとするなら乱数が有栖川とサインをした可能性もある。どちらにせよ夢がある描写である。

+5巻 帝統の服がこれしかないことが話されており、では衣装違いは誰が用意した服なのかという疑問が残る。ラジオレポートでは服を乱数が見繕ってくれているといった話があったため、他の服もそうだという可能性もある。

扉絵にて帝統のコートを着た乱数が描かれた。これで3巻連続で乱数は帝統のコートを身に着けていることになった。

店舗特典ではトランプタワーを作る帝統と両側からみている乱数と幻太郎というイラストが描き下ろされた。利き腕にくっつく乱数とそれに視線をやる帝統が見られる。

+6巻 帝統のギャンブルに対する態度を真面目だとニコニコする乱数がいる。

通常版カバー裏は、玉座とFling Posseのイラストだったのだが、なぜか帝統の脚の間に座っている乱数という衝撃的なものである。

限定版特典では今までの描き下ろしイラストをまとめた小冊子が発行された。肩車、餌付け、後ろからくっつく、帝統の服を枕に眠る乱数など、たくさんの歴史をみることができるので必見である。




度々帝統の服を纏っている乱数であるが、帝統のコートを身に着けている場面は、共通して危険であったり、傷ついたあとだったり、緊張感のあるタイミングである。しかし、そういったタイミングにもかかわらず乱数は鬼気迫る表情をとっていない。乱数にとって帝統のコートは安心できるものなのかもしれない。



楽曲の二人の描写

drops

乱数最初のソロ曲

個人曲のため大きな描写は無いが、ギャンブラー→文豪と帝統の方を先に出す歌詞がある。


SCRAMBLE GAMBLE

帝統ソロ2曲目。

同CD収録のドラマトラックを彷彿とさせる「唯一無二ACE(Who’s that!?)」という歌詞、また「溶けて無くなるCANDYでも夢でも幻でもない」という乱数、幻太郎の名前をイメージした歌詞のある、Fling Posseに全賭けする帝統の力強い楽曲。


Shibuya Marble Texture -PCCS-

帝統による「ラムダ―!」「ゲンタロー!」、乱数と幻太郎による「ダーイス」のコールが印象深い楽曲。この曲を皮切りに、曲中で自身の名前を歌うことの多い乱数に合わせて乱数の名前をコールする帝統は鉄板になっている。

曲中のセリフパートも、乱数が話題を出し真っ先に声をあげる帝統という今後もセオリーとなる流れが完成している。


Stella

Fling Posseのチーム曲2曲目。幻太郎の書いた物語の世界という設定の楽曲で、帝統の配役は国を失った王様。乱数の配役は一人で研究をしている科学者。

幕間の会話パートは基本的に王様と科学者の話で物語が進んでおり、「なぜ私に構うんだ。」の問いに王様が答えていることから科学者に構っていたのは王様であることが分かる。故郷が見たいと科学者の願望を引き出し、それを実現しようと決定を下す王様という二人の関係が見られる。

現実では乱数が幻太郎と帝統をチームに誘ったが、Stellaでは「賭けてみないか」と王様と盗賊が科学者を誘う、現実とは逆という立ち位置になっている。


SHIBUYA GHOST NIGHT

アニメの挿入歌として使われた楽曲。

お馴染みとなった乱数→帝統→幻太郎の順番で名前を呼んでいく歌詞が見られる。

(お化けを)「信じますか?」という幻太郎の問いに、「信じる!」「信じない!」と二人が同時に答える箇所があり、息の合ったところを見せてくれる。

また、帝統のパートに「好きなものたちだけを信じたい」という歌詞があり、後になって本編で乱数に言った「お前も黙って今俺が出したこの偶数を信じればいい!」をさらに趣深いものにしている。


Black Journey

乱数の弱い部分にスポットを当てたという楽曲提供者の言葉通り、全編を通して乱数に向けた帝統の感情を聞くことができる。中でも「お前がお前じゃねえ?知らねえ 俺はお前しか知らねえ」と乱数に伝える帝統が印象深い一曲。

クローンであるということが発覚した後のはじめてのディビジョン曲ということで、関係性の進んだ絆を感じられる曲になっている。


また、この曲で帝統は「お前らしくないな?」とおそらく(所謂)素を出した乱数に言っており、後に発表される楽曲での“乱数らしさ”の言及と繋がっている。


とりま Get on the floor

着飾っている方がボクらしい、と自分の“らしさ”について歌っておりBlack Journeyでの帝統が歌った乱数らしさとの合致が見られる。

2番では順にチームメイトの歌詞を歌っていくのだが、スタートとなる乱数は帝統の「Enter the stage」(3$EVENより)を引用している。突然自分の歌詞を引用されたという設定なのか、乱数の該当部分の後に、あっ、と驚いた声をあげる帝統が印象的である。

「糸を千切るマリオネット」「倒れぬよう抱き止める」「動く賽の目」というドラマパートを彷彿とさせる歌詞は乱数→帝統→幻太郎という順で歌っているため、乱数を抱き止める帝統という衝撃を残した。

乱数と帝統は自分が行った行動であるのに対し、幻太郎は見た光景であることもポイントである。


Reason to FIGHT

2ndバトル準決勝曲。左馬刻が乱数を「中王のDog」と称したことにより、自分のことを「野良犬」と称した帝統との対比が際立った。

また、帝統が「あいつのために」と乱数のために戦う意志が見える一曲となっている。


SHOWDOWN

2ndバトル決勝曲。「賽子に施す乱数調整」と、前々から言われていた≪サイコロは乱数を生み出すためのものである≫という関係性がついに触れられた楽曲。この曲の初披露はライブだったため、リアルタイムで聞いたファンには衝撃であった。


Glory or Dust

「賭場で生誕」=それまでは生きていなかったという帝統。実際コミカライズで表現されたギャンブラーになる前の帝統は何事にも興味を持てていない表情をしており、乱数と出会った時にもギャンブルさえできれば良いと言っている。この歌詞により、乱数と戦った時に言った、最高に生きているという感じがするという言葉の重みが増した。



また、Hoodstar、SUMMIT OF DIVISIONSなど、乱数が歌詞でラムダと言うときには基本的に帝統のコールが付くので全体曲も必聴である。


アニメの二人の描写

第1話では乱数の事務所にチャイムを鳴らして入ってきた幻太郎に対し、帝統は相変わらずチャイムもノックも無しに飛び込んできている。お金の無心をする帝統の話を笑って聞いていた乱数だったが、ライブの路上パフォーマンスで通行人から投げ銭をもらうことにする。ライブパフォーマンスではハイファイブをする二人を見ることができる。

またラスト止め絵では走る乱数を追いかける帝統というシチュエーションが使用された。


EDでは飛び跳ねる乱数と、そこに手を上げる帝統のシルエットがあるのだが、どんなシチュエーションかは謎であり想像の余地のあるものになっている。


4話では5話に繋がる演出として帝統が登場したのだが、借金をこさえて危なくなっていたところを理鶯に助けられた。その理鶯に友人にお金を借りて返すと言い乱数に電話をしたのだが、その際にこの前と同じ額と言っていたため、頻繁にお金を借りていることが分かる。また、今回帝統の負けを肩代わりすると言って理鶯が持っていたチップの量がすごかったため(すべて渡したとは限らないが)、帝統の乱数への借金額もかなり膨大になると思われる。

その後、乱数がお金を振り込んでくれると左馬刻伝えに聞いた時には目尻に涙を浮かべてほっとしていた。


5話はFling Posse当番回。

帝統がスロットで無一文になったため乱数に食事を強請るというお馴染みの場面が展開されている。

そこで付けっぱなしになっていたテレビからシブヤの幽霊話のインタビューが流れ、お化けが苦手な乱数はテレビを消そうとリモコンに手を伸ばすのだが、帝統にリモコンを奪われてしまう。そして、奪ったリモコンで帝統はテレビを消し、乱数に幽霊だとよ、と話しかけ、挙動不審な乱数に、お化けなんか怖いのかよお~とからかうという独特な行動をしている。

乱数が怖がっているのでテレビを消すならばリモコンをわざわざ奪わなくても乱数が消しただろうし、怖がらせるつもりならリモコンを奪ってテレビを消させないようにすればいい。本気で嫌がらせをしたいというわけではなく、あくまでからかってふざけたかっただけなのだろう。気の置けない仲なのが見て取れるシーンである。

幽霊なんていないと言う乱数を俺はいると思うと再度からかう帝統。

なお、動画配信でのサムネイルもこの帝統が乱数をからかうシーンが採用されている。

幽霊の有無で賭けをする二人。乱数が勝ったら(=幽霊が偽物だったら)帝統に自分のデザインしたかわいい服を着せてモデルにすると言い、帝統が買ったら1週間食事を奢るという賭けをする。

そして帝統は乱数を小脇に抱えてシブヤの街に繰り出した。


タクシー内でここなら怖いもんでねえぞと乱数をからかいつつ宥める帝統。そのタクシー内で幻太郎がタクシーにまつわる怖い話をし、怯えた帝統と乱数が互いの肩を掴んで身を寄せ合うことになる。涙目の乱数に、帝統はちょっとやりすぎじゃねえのかと幻太郎を窘めた。


結果幽霊は偽物だったため賭けに負けた帝統はまな板の上の鯉のように乱数の着せ替えに応じることになった。

この時に乱数は帝統の世界と融合するかわいさを求めており、自分のかわいいを押し付けたいわけではないことが分かる。

上記にあげた場面以外でも最初から最後まで共にふざけたりはしゃいだり同じ行動をとっていたりと見所の多い回である。


6話ではごはんに行こうという乱数に、奢ると言われてもいないのにタダ飯とテンションをあげる帝統がおり、普段食事に行く際は乱数が奢っていることが窺える。


8話後半は再びシブヤお当番回。

乱数のスマホに帝統がギャンブルで負けたと連絡が入る。いつものこと過ぎてスルーしようとしたが、7話でチームがバラバラだと言われたことが引っ掛かっていた乱数は帝統を迎えに行くことにした。

この連絡は帝統が負けたギャンブルの相手からの電話であったのだが、この電話はなぜ乱数のところにかかってきたのか――帝統が乱数を指定したのか、帝統のスマホの通話履歴の一番上にあったのか――と想像の余地がある。

帝統の借金1000万円を面倒くさいから払っちゃおうかなと言う乱数だったが、相手の指定によりギャンブル勝負になる。

勝負は2つの賽子の出目の合計に決まり、乱数が賽子で上を向いた数字が出目だよね、と確認をして勝負が始まった。相手はイカサマ賽子で6+6の最大の目を出し勝利は絶望的となったが、乱数は「帝統はボクが見込んだポッセだからここで終わるわけないもんね!」と言い放つ。

それに応えるように帝統が片方のサイコロを一点で立たせ1と2+4+6の出目を出した。もちろん相手は反発したが帝統は「おやぁ? 乱数はちゃーんと確認したよなあ? 上を向いた数字が出目だってよお」と言い返している。

このように話さずとも連携し、二人の息の合ったプレーが見られた。

乱数はこの後披露する曲でピンゾロという歌詞を使っているように、帝統とチンチロをしていると思われ、出目という単語を知らないはずはない。つまり、意図的に訊いたということが分かるようになっている。


10話では決勝トーナメントFling Posse VS 麻天狼。無花果に真正ヒプノシスマイクの使用を命令された乱数、命令を実行しても背いても待っているのは死であると察し、控室でもらしくない空元気を見せる。それに対して帝統は、握った手を乱数に見せる。どうしたのかと問われるとその手の中には“ラッキー”が入っていると言い、心の中の賭けで増やした10万ものラッキーがあるから準決勝は楽勝だと、な? と乱数に問いかけた。


バトルでは寂雷を道連れにしようと意志を固め、懐に忍ばせていた真正ヒプノシスマイクに手を伸ばした乱数の腕を帝統が掴み、驚いた乱数に対して「俺の10万ラッキー お前にやったぜ」と笑いかけた。帝統は心の中の賭けで手に入れた全ての“ラッキー”を乱数に託したことが分かる。

幻太郎からの言葉も貰い、乱数は真正ヒプノシスマイクの使用をとりやめ、自分らしくラップをはじめた。

結果は原作通りFling Posseの敗北である。場外にはじき出された後、乱数は「もう、帝統ったら。ちっともラッキーじゃないじゃんか~」と倒れながら帝統の方に顔を向け、帝統も乱数の方に顔を向け「すまん。俺が全部使っちまったのかなあ」と笑って返した。

乱数はこれで命令違反で処分されると理解したが、死ぬには良い日だと清々しく笑った。


12話では乱数の意図により中王区からの逃走中の乱数、幻太郎、帝統が逃げる逃げないの問答をする中、帝統は賽子でそれを決めようと言う。帝統はイカサマをして乱数に勝ち、他のチームを助けに戻る。

このとき帝統は生まれて初めてイカサマをしたと言っている。原作では帝統は最初のCDでイカサマをしており(当人は技術と言っているが)、また生殺与奪を握られ逃げられないからこそ中王区に従わざるを得なかった乱数、と内容に齟齬があり、アニメと原作では少し設定が違うことが窺える。

他のチームを助けるためにコントロールルームで停電等のアクションを起こした三人は中王区に囲まれてしまう。乱数は二人を守り、無花果を倒すために真正ヒプノシスマイクを使用しようとするが、キャンセラーにより無力化される。


続く最終回では三人は人質として捕らえられる。

おびき出された一郎左馬刻寂雷と合流する際に、乱数がぴょんぴょんと跳び跳ねるが、連戦で体力を失っておりバランスを崩してしまう。それを帝統が手錠の付いたままの手で掴み上げ、乱数が倒れるのを防いでいる。対SecretAliensのTDD再結成の流れのときにも帝統は乱数の体を心配していたが、乱数の意志を尊重し見物に回ることになった。

最終的には他のディビジョンも含め全員の力を合わせSecret Aliensとのバトルに勝利し、中王区も手を引いたのだが他のディビジョンと一色触発の流れになり、臨戦態勢になる乱数に、勝負なら乗るぜとノってくる帝統が見られる。


ARBの二人の描写

ARBはイベントシナリオを原作者が、本編ストーリーを別の方が担当している。


本編ストーリー

メインストーリーは原作とは違い、DJ付きでテリトリー争奪要素のないラップバトルをするという設定のもとストーリーが展開する。


1stシーズン

まずプレイヤーであるDJ見習いに仲間を紹介することになり、幻太郎が帝統、乱数が幻太郎、帝統が乱数を担当する。帝統が褒めるところを考えているうちに乱数が自分で全部言ってしまい、ファッションデザイナーであることだけ紹介した。


DJ見習いに迷惑をかけたお詫びに食事を奢る約束をした帝統だったが、いつまで経っても稼げずに、結局代わりに乱数が奢ることとなっている。乱数は自分がお金を出した分帝統をこき使っていいからと帝統と気安い仲であることを示していた。

そんな中帝統は倉庫爆破事件の容疑者としてヨコハマに連れて行かれてしまう。乱数、幻太郎、DJ見習いがヨコハマに行くとすでに釈放されており、その辺りにいたチンピラに絡まれた帝統がマイクで応戦したことに乱数が乗り、二人でラップバトルをしている。

倉庫爆破事件の容疑者とされている帝統だが、乱数の手回しで実名報道はなされなかった。幻太郎はそれを察していたが、帝統は、そんな優しいやつが居たのかと気づいていない様子である。


乱数のファッションショーでは、帝統が借金のカタにショーの準備で肉体労働することになり、その事件の解決に奔走した。

当日は、今は乱数が不機嫌なので気をつけろとDJ見習いにアドバイスしてくれる。

自身の服やショーを台無しにされ怒る乱数に「……俺はつくづくお前が敵じゃなくて良かったって思うぜ……」と帝統は感想を漏らしている。大事な服をボロボロにされて、ショーや服作りに関わるたくさんの人のためにも怒る乱数に、帝統は感心した様子であったが、悪い子にお仕置きするのは得意なんだと話す乱数にやっぱり怖ぇとぼやいた。

ボロボロの服を繋ぎ合わせ新しい服を作り出した乱数に、俺はデザインのことは良くわからないがこれはカッコイイと帝統が賛辞を送ると、乱数は帝統としては最上級の褒め言葉だねぇと理解した返事を返している。


ショーの後、別件で帝統が再び警察に連れて行かれるのだが、その際に帝統は真っ先に乱数に連絡をしたことが後ほど語られた。警察に取り囲まれているときに電話をしたらしい。

この時に帝統が捕まったことも、また乱数の手回しで報道されていないようである。

再び証拠不十分で釈放された帝統と合流し、事情を訊くが、まだ話し渋る帝統に乱数はすでにある程度調べていることをほのめかす。

帝統は観念して自身が黙秘していた理由を語った。面目ねえと項垂れる帝統に「もういいよ! 帝統はどこまでいっても帝統ってことがわかったし」と乱数は流し、帝統は怪しいしこの人大丈夫かなと思うけれど、帝統はボクの大事な大事なポッセで、その帝統が信用されてないというのは自分やチームがバカにされている感じがする、と帝統のことを自分のことのように考えていることが明らかになった。


チームや他のディビジョンとの協力で様々な事件は解決に向かい、再度ラップバトル大会を開催するが、こちらは解決しなかったヨコハマの爆破事件の犯人からの犯罪予告によって中止になってしまった。



2ndシーズン

カジノで借金を背負った帝統のために乱数がお金を用意して向かっている。10万円を用意して迎えに行ったが、実際には負けたお金ではなく花瓶を割った賠償金であり、しかも10万を元手にギャンブルで増やして返済しようとしていることが判明した。

幻太郎に貸すのかと問われるが、乱数は帝統がマグロ漁船に乗っては困るという理由でそのお金を渡している。

五分五分の勝負を繰り返していたが、ついに最後のチップになった帝統が、チップが最後になっても俺は勝ちを諦めねぇと啖呵を切る。乱数は、帝統なんかカッコイ〜と笑い「帝統なら運命を変えられるって、信じてるよ……!」と送り出した。

ストレート・アップで勝ちを決めた帝統はそれから勝ち続けて花瓶代を返済した。

カジノからの帰りに扉の開いている部屋にお金があるかもという話になり、幻太郎にあっても拝借しようなどと考えるなと窘められた際に「そりゃ犯罪だからしねぇーよ……」と当然のように言っている。このように人のものを盗るのは犯罪という認識のある帝統が、クローンの懐から飴を盗むのは全く躊躇が無かったあたり、乱数のことをそういった善悪の倫理観を超えて大切にしていることが窺える。



乱数がチャームを手に入れて、帝統と幻太郎に招集をかけた際に、帝統はお金を借りようと朝イチで乱数の元を訪れていたことが判明した。

幻太郎が帝統をからかい、乱数もそれにノッたことにより、帝統がチャームを齧ってしまう。その場では笑っていた乱数だったが、実は本当に食べちゃうなんてと焦っていて何も起きないといいけど、と帝統を心配していた。

帝統は帝統で、乱数が何かを隠していることを察していたようで、帰宅時に幻太郎とそのことを話している。しかし、今までの秘密主義を思い返したのか“乱数が気になっていることを話した、ということだけで充分”と感じているようであった。



デザイン案を幻太郎に見せ、デザインを決める乱数。完成した服を幻太郎に1枚あげると言うと、幻太郎に断られる。売り飛ばされる可能性もあると承知の上で帝統にはあげることに決めたようである。


他にも帝統が乱数の事務所を訪れ借金をしたり食事を恵んでもらったりと様々なシチュエーションを見ることができる。タイミング悪く事務所に乱数がいなかった場合には、帰ってくるまで待つらしい。

ストーリーを見るだけでも相当な頻度なので、幻太郎に乱数は帝統を甘やかしすぎだと窘められていた。


乱数は御籤に、その場にいない帝統のことを「すっごい秘密兵器」だと紹介している。


イベントストーリー

≪Search for アキハバラ≫では乱数がデザインに行き詰まっている。そこで食事を恵んでもらった帝統がアイディアを出し、ピンと来た乱数が帝統とともにアキハバラに行くのだが、メイドに囲まれた乱数を帝統が連れて逃げることになった。メイド喫茶まで追ってきたメイドたちを帝統が抑え乱数を逃している。



≪パニックdeマウンテン≫では乱数が幻太郎を遊びに誘う際に帝統と電話が通じないと言っており、先に帝統と遊ぼうとしていたことが分かる。



≪ビビッド★インスピレーション≫は初のFling Posse箱イベであり、デザインに行き詰まった乱数が帝統と幻太郎に自身のブランドの服を着せている。

帝統は自分の着たジーパンが定価8万8千円、現在はプレミアが付いて37万円という話を聞き質屋に逃走した。

この話の中で帝統は以前にマグロ漁船に乗っていたことが判明し、珍しく乱数のやや引いた様子が見られる。

そして幻太郎のアイディアで魚をモチーフにすることになり、三人は水族館に行くのであった。



≪幻太郎のネオ昔話≫では乱数の誕生日を祝いに行く帝統が見られる。誕生日ならいろいろと豪華な食事が出ると楽しみにしているようで、乱数へのプレゼントはスロットの景品を持っていた。その景品に白い目を向ける幻太郎に「俺は一打一打レバーに魂を込めてやったんだ! 勝って乱数にプレゼントを渡すんだってな!」と言い張っている。

帝統の話した昔話では、乱数はおそらく審判である猫としての出演であった。



≪空想ソウルトレード≫では乱数と寂雷の精神が入れ替わったという話なのだが、これは幻太郎の嘘オチであった。

しかしそれを鑑みてみると、帝統は乱数に先に連絡を取ると幻太郎が考えていることが窺える。



≪ヒプマイクエスト2nd≫では乱数の事務所で帝統が大量に食べる様子をニコニコと見守っている乱数が見られる。この時のニコニコの擬音が相当多いので、よほどニコニコと見守っていたことが分かり微笑ましい。



≪炎節の連射花火≫は念願の乱数と帝統のガチャが開催された。乱数に殺人予告が届いたのだが、花火のデザインをしていた乱数は花火大会に行きたいので一郎に護衛を依頼する。まずは帝統と幻太郎に頼もうと思ったのだが、連絡がとれずに一郎に依頼したようである。

花火大会では帝統がたこ焼き屋台でバイトをしていて、一郎は帝統に乱数が脅されていることを話す。すると、「働いてる場合じゃねぇじゃんか! 俺も乱数の護衛してやるよ!!」と屋台の大将に事情を話しバイトを抜け出した。

「乱数の命は俺が守ってやるぜ!」

帝統は、乱数や一郎とにこやかに話しながらも周辺の警戒はしていたようで、怪しい人物を真っ先に見つけている。

前編最終話では「綿あめにりんご飴! 2つあるなら1つくれよ!」「えへへー! りんご飴いる??」「いる!!!」とイチャつく二人が見られる。りんご飴を食べた帝統はうめええと話しており、乱数はそれに、だよね〜と返している。味を知らないと同意できないので、食べかけだったのかもしれない。

余談だが、このイベントはイベントアイテムとしてりんご飴を集めていたため、乱数が帝統にあげたアイテムを収集していたことが判明した。

なお、乱数を狙っていた犯人はどついたれ本舗の面々が、どついたれ本舗の追っていた詐欺の犯人は一郎が捕まえている。



≪北へ往く隧道抜けて六花≫は久々のFling Posse箱イベ。幻太郎が報酬だったため、乱数・帝統ガチャである。各々が雪国を目指した結果、奇跡的にニイガタで遭遇し三人で旅館に泊まることになった。

朝は乱数が帝統の布団を剥がして起こしたようである。



≪The KING of TENNIS≫ではおなじみの食事を強請りに乱数の事務所を訪れる帝統がいるのだが、それよりも幻太郎がプレイヤーネームを「飴村帝統」にしたことが話題になった。



≪賞金稼ぎはスーツスタイルで≫では2/14のネクタイの日に【ネクタイ伊達男ナンバーワン】に出て賞金を稼ごうとする帝統がいる。その衣装を乱数が仕立てることになった。

控室で一二三にスーツを新鮮だと言われた帝統はマブダチに仕立ててもらった一張羅だと誇らしげである。

なお、2/14は乱数の誕生日であるので、誕生日にいっしょにいたことが確定している。



≪ファンシーファンキーキャンディ≫では、帝統が零に【ホワイトデー 飴ちゃんコンテスト】を紹介される。名前の通り、ホワイトデーに行われる飴作りのコンテストである。零に飴があれば生き延びられる、飴を作れそうな奴に作ってもらいその飴を貰えばいいと唆され、乱数に声をかけた。

この際にいつも通りの金の無心だと思った乱数は、幻太郎に怒られるから貸せないと断っている。

たくさんもらったバレンタインのお返しに飴を作れば良いと言う帝統に、この大会で作った飴をあげればいいってことかと乱数が問うと、帝統は大会で作った飴は全部俺が貰うと宣言する。

優勝した飴は帝統が貰い、お返しのものはまた後で作ればいいという全く納得のいかない理論だったが、乱数は帝統が困ってるみたいだからいいよと出場を承諾した。ちなみに乱数は会場で、帝統の栄養のためにがんばると言っており、帝統の思惑はバレバレである。


なお、ホワイトデーに飴をあげることには「あなたが好き」という意味がある。

このイベントのサブタイトルは「~誰が為に飴を練る~」だったたが、乱数の報酬カードでその“誰の為に”ということが語られている。



≪幻想ソウルシフト≫では、エイプリルフールでは定番となった入れ替わりイベントであり、乱数の体の中には一郎の精神が、乱数の精神は左馬刻の中に入ることになった。

乱数(一郎)がチンピラに暴行を受けている際に、帝統が「何してんだテメェ!!」と颯爽と駆け付けチンピラと乱数の間に割って入っている。チンピラを殴り「大丈夫か乱数!?」と乱数を心配する様子を見せた。

このイベントはまた幻太郎の嘘オチなのだが、つまり幻太郎は、乱数が暴力を受けていたら帝統は何をおいても乱数を守りに飛び出していく、と思っていると考えることができる。



≪ヒプマイクエスト3rd≫では乱数の事務所で目一杯口に食べ物を含んだ帝統が「ひひゅひゃひゃひゅ(略)」と話す。幻太郎は何を言っているのか全然わかりませんよと呆れるが、乱数は理解したようで、帝統の言葉を連続して翻訳している。幻太郎はなんで今のでわかるんですかと不思議そうであった。それに対して乱数はいつもエサをあげていたら分かるようになったと返している。

幻太郎がゲームノベライズの話を依頼された際に、モンサブ!と息ぴったりに反応した。乱数がモンサブを幻太郎に貸す際に帝統もあとで俺にもやらせてくれよと言い、乱数も快く承諾している。

このゲームで幻太郎は、以前のテニスの際とは逆に「有栖川乱数」をプレイヤーネームにしていた。

幻太郎がゲームをしている間に、乱数と帝統は二人で出かけて新しくゲームを買ってきたようである。



≪古洋館の殺人≫では、街中で相変わらず乱数に土下座する帝統が見られる。借金返済を延ばしてもらい、さらに5万追加で借りることに成功している。お礼にと謎解きイベントのチケットをプレゼントした。なおこのチケットは、乱数が忙しくて行けないとのことで幻太郎に横流しされている。



≪本当になった怖い話≫ではいわく付きの物件に住むことになった帝統が、着いてこようとする乱数に幽霊が苦手だからと止めようとしている。が、幻太郎に流され結局黙って連れて行くことになった。



≪逆襲のクレイジーベジタブル≫では金の無い帝統が零に唆され畑を作っていた。

デザインに行き詰まった乱数が「こんなときは帝統と遊べばなんかいい考え浮かぶかも!」とデザイナーとしては最高の期待のこもったことを言い、帝統に連絡をとろうとしている。しかし農業中の帝統とは連絡がつかず、一人で自然と触れ合いに出掛けた。

行った先で会った獄と研究中だった零と合流し、零の手伝いのために畑に行く。この農場は勤勉な勤労青年に作ってもらったと言う零に、帝統とは大違いな人もいるんだねと感想を漏らしている。



≪発掘!巻物導く埋蔵金≫では埋蔵金のテレビ番組を見たFling Posse、帝統が乗り気で探しに行こうと言うのだが幻太郎に否定されてしまう。それに対して乱数が「じゃあ、帝統2人で行こっか〜!」と帝統を誘っており、帝統も「おうっ! ぜってぇ埋蔵金見つけてやろうぜ!」とノリノリであった。

しかし、乱数の仕事の都合がつかずに結局は帝統と幻太郎で埋蔵金探しに行っている。



≪鋼鉄の大食漢≫では借金返済の約束の日に、お金を返さずにお金を無心してくる帝統に、甘やかしすぎと幻太郎に窘められながらもお金を貸してあげる乱数。草を食べるくらいならと幻太郎も生活費を貸した。

帝統は生活費を得たものの、2人に頼ってばかりだとブランド牛が賞品になっている大食漢ナンバーワン決定戦に出て2人にご馳走することを決意する。



≪ヴィンテージショップにご用心≫では、帝統が獄の試着した服に乱数とか似合いそうな格好だなと感想を漏らしている。



≪ドリブルドライブ≫ではおなじみの、飯を奢ってくれという帝統とそれを快諾する乱数、喜ぶ帝統というくだりがある。あまり運動の得意でない幻太郎のバスケ練習を見守っているのだが、シュートを入れた幻太郎に2人してマグレだと言う様子が見られる。




他セリフ等


シチュエーションワードは転載が禁止されているので記載できないが、イベントで明確に共にいた、デザインby乱数(帝統) 乱数ちゃんを護って! 真面目に働きます このスーツに賭ける キャンディデザイナーなどではお互いへの言及が見られる。

なおキャンディデザイナーではイベントタイトルの回収がなされている。

またSnap Shot帝統 バースデー2021帝統 あけおめハッピー☆ 乱数in左馬刻(ルームセリフ)などでこちらもお互いへの言及が見られる。




ルームセリフは、乱数のものだと、帝統に借金を返して貰わなきゃと会いに行く、帝統を呼んでギャンブルをしようと思い立つ、苦手なグリーンピースを帝統に食べさせる、帝統のギャンブルのスタンスに言及する、エイプリルフールに誰に嘘を吐くか考え帝統なら楽しそうだと思う、帝統はすぐに騙されるからついからかいたくなってしまう、帝統とサンタを探しに行く、帝統と幻太郎の雪だるまを作るなどといったことが語られている。



帝統のものだと、服の裾がほつれてきたときに乱数に頼る、好き勝手する乱数をおもしろいと評する、乱数の隠し事を察した上で楽しければそれでいい、エイプリルフールに騙される、乱数の雪だるま作りに付き合う、乱数の作った帝統雪だるまの感想を述べる、寒い日に乱数の事務所で温まる、乱数の事務所に泊めてもらう、乱数から借金の取り立てがある、乱数の用意した食事を楽しみにしている、馬券を当て借金返済のメールをするなどといったことが語られている。

ハロウィンには、お前なんつー格好してんだと乱数の仮装に驚き、さらには乱数にその仮装をさせられている。




誕生日

年数は実際の年ではなく、ボイスのタイトル準拠(=年度)


2021年

乱数の誕生日

お前のために食える野草をたんまり採ってきた、と草をプレゼントしている。

ラジオではシブヤは食える野草が少ないと話していたため、わざわざ遠出して探してきた可能性、または少ないものを選別してたくさん集めた可能性がある。


帝統の誕生日

特製のサイコロクッションを渡し、当りが出たら誕生日プレゼントをあげると話している。実際に渡したプレゼントは帝統をイメージした服であり、売ったらダメだと念押ししている。

バースデーカードのシチュエーションセリフではこのプレゼントに言及している。


2022

乱数の誕生日

誕生日を祝いに来た帝統がピザでもケーキでも好きなものを頼めと言うが、お金を出すのは幻太郎の模様。

誕生日プレゼントは景品のお菓子詰め合わせ。


帝統の誕生日

本日の主役襷をプレゼント。誕生日に一文無しの帝統に、今日はなんでもご馳走してあげる、と好きなものを奢ってあげたらしい。


2023

帝統の誕生日

プレゼントは乱数がデザインして作った金のサイコロ枕。

また、食べたいものなんでも頼んでいいよ、特別に奢ってあげちゃうという言葉から共に食事もしたようだ。

外から見える範囲でも、普段から帝統に奢っている乱数だが、乱数にとって奢るという行為は特別なことという認識らしい。



2022年はバレンタインのスーツイベント、ホワイトデーの飴イベント、お互いの誕生日ボイス、クリスマスのルームセリフなど、恋人らしいイベントはすべて2人がいっしょにいたことが判明する大変充実した1年となった。



その他

特別ログインボーナス(もしくはチケットを使用してのルーレット)では、ルーレットでどちらが大当たりをだせるかギャンブルを持ちかける乱数と即座にその賭けに乗り勝ったらメシを奢ってくれと言う帝統、乱数に大当たりしたら借金チャラにしてあげてもいいと言われ絶対に外すわけにはいかないと集中する帝統などの絡みが見られた。


イベント画面では、ゲームセンターで遊ぶ際に、ゲームの得点で勝負しよう罰ゲームは負けたら勝った人の願いをなんでも聞くという話を持ちかける乱数に、勝ったら借金をチャラにしてもらうと乗り気である帝統が見られた。



他媒体

ラジオ

キャラクターがラジオパーソナリティになるという設定のもとラジオ番組が配信された。


まず乱数はラジオ=帝統の持っているデッキで聞けるものと認識していることが判明した。帝統がよく聞いているものは中継(おそらく競馬中継)であることも把握している。

将来のことを質問されたときに「やってみたいことがないんなら、帝統みたいにサイコロ転がして決めたら?」と答えている。また、次回以降のパーソナリティ紹介の際に帝統のことを「ギャンブル好きで借金まみれのどうしようもない人間だけど、嘘がつけない正直者」と楽しそうに説明した。


帝統の担当回ではおいしかった野草を訊かれた帝統はこの辺に生で食えるものは生えていないと語った。(ARBの項目にて関連話あり)

幻太郎に騙された帝統はまた騙しやがったなと怒っていたが、乱数に騙されたときには「乱数にまで騙されるなんて……」と意気消沈していた。

また、帝統はラジオ局に訪れる際に乱数に服を見立ててもらっている。乱数に服を着せられたエピソードをラジオのスタッフに話しているらしく、想像すると大変微笑ましい。


三人揃ってのラジオでは乱数がチームメイトの名を名乗っていたのだが、エンディングでは乱数が有栖川帝統を名乗り、帝統が飴村乱数を名乗る幕引きであった。


Hypnosis Flava

謎解きイベントではクリア後ボイスにて幻太郎により乱数の帝統への対応が言及された。

MVライブでは、他のディビジョンが1→2→3番手と順にしゃべるのに対し、シブヤでは乱数の発言に真っ先に反応する帝統が見られた。


会報

会員限定情報のため詳細は記せないが、キャラクターが質問に回答していくコーナーで二人の関係が明かされていたり共通点が見つかったりしているので必見である。


ライブ

全体曲ではお馴染みとなった帝統による「乱数ぁー」コールが堪能できる。

また幻太郎の中の人が不在のライブでは幻太郎のパートを二人で埋めて歌う演出がなされた。


3DCGライブ

CGモデルが並ぶと体格差が分かりやすい。足首の太さなどが顕著である。

全編を通してアイコンタクトや顔を見合わせるアクションが多い二人が見られた。トークパートでは乱数の言葉に真っ先に反応する帝統、歌詞に合わせて同じ行動をする二人などお馴染みの息の合った演出も多い。

Shibuya Marble Texture -PCCS-ではバンジージャンプでいっしょにジャンプしたり、同じタイミングでしゃがんだり、乱数を呼ぶ帝統に走っていく乱数などとかわいらしいパフォーマンスが多い。

Black Journeyのお前がお前じゃ~部分では乱数と向かい合い歌う帝統と、それに何度も頷く乱数という素晴らしい演出がされた。視線演出の多い曲であり、双方の視線の絡みが見どころとなっている。終始強気な表情で歌う帝統と様々な感情を出し歌う乱数の対比が美しい。



VRライブ

セカンドバトルでは各バトルごとにVRでのライブバトルが公開された。


準決勝のアニメーションでは背中合わせで座る二人がいたのだが、互いの動きに合わせて体が動いており、完全に重心を預け合っていたのが見て取れる。アニメーションは現在見ることはできないが、FC会報にてその様子を垣間見ることは可能。

バトルでは、開始時に天井カメラから見ると二人の立ち位置が近いことが分かる。またアイコンタクトが大変多く、幻太郎のパートでは頻繁に顔を向かい合わせており、楽しそうにリズムに乗る二人が見られる。前に出ている帝統が乱数を振り返るシーンが多いのが特徴。乱数を庇うように前に出る帝統と、それを見て顔を緩ませる乱数、同じポーズで視線を合わせる二人など見所が多い。


決勝でも同じように観客を盛り上げる仲のいい様子が見られた。イケブクロとシンジュクのバトルのターンでは興味なさげに観客に手を振る乱数を呼び戻すという帝統が見られる。相変わらず目を合わせて頷き合ったり互いのパートでニコニコと笑ったりしている仲睦まじい様子を窺うことが可能。賽子に施す~で乱数と顔を見合わせて、リズムに合わせて指を折る帝統の笑顔は必見。


その他

EW01では同じように右目を閉じ(ぬいぐるみでは共に左目を閉じていた)、EW03では右手を上げ、flavaや眼鏡市場コラボでは両手を顔の横に持っていくなど、ポーズのとり方が近いことが多い。利き手が違うので逆のポーズになりがちかと言うとそんなことはないので、相互に影響しているのかもしれない。


遠征がテーマだったグラフアートグッズでは、帝統に抱きつく乱数、共に大きな輪を作るふたり、帝統がたこ焼きを奪う幻太郎に気を取られている隙にたこ焼きを奪う乱数、腕を組む様子など様々な場面が描かれた。

広島限定デザインではうさぎにごはんをあげるFling Posseが描かれているのだが、なぜか乱数がうさぎと同時に帝統にキャベツを与えており、帝統はニコニコとそれを食べようとしている。一見シュールだが見れば見るほどかわいらしいイラストである。


優勝CDは一つの椅子に座る三人のジャケットだったのだが、帝統の後ろに乱数がおり、おぶるような形で乱数の腕が帝統に回されていた。乱数は帝統のコートを握っている。また、乱数の腕が帝統の髪飾りの下にあることから、乱数の腕は髪飾りの内側を通ったのか外側から回し髪飾りを抜いたのか気になるイラストである。


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