cv:松田佑貴
ネオロマンスゲーム『遙かなる時空の中で3』の登場人物。
平家の将。平家に作られた怨霊で史実で伝わる性格とは逆に滅びを美しいと感じ、その美学を体現するためには手段を選ばない残忍さを持つ。戦闘時は常に持っている杓で突いてくる。また「鉄鼠」(てっそ)という怨霊の動物を従えている。常に着用している冠に花を飾っている。
史実における平惟盛(維盛)
平重盛の長男。諱は維盛が一般的。出家後は浄円と称した。初めは庶子だったが弟・平資盛が「殿下乗合事件」を起こしてから嫡男に据えられる。美貌の貴公子として宮廷にある時には光源氏の再来と称された。治承・寿永の乱において大将軍として出陣した富士川の戦い・倶利伽羅峠の戦いで壊滅的な敗北を喫する。父の早世もあって小松家そのものが一門の中で孤立気味となり、さらに小松家自体が後白河院にも近かったため大叔父・平頼盛同様に去就を疑われがちになる。平氏一門が都落ちした後、屋島にいた時に戦線を離脱。出家後、那智の沖で入水したとされている。資盛の恋人・建礼門院右京太夫によると穏やかな性格で人と接し、花を愛でる優しい公達で宮中の女房たちの評判は非常に良かったという。また和歌は苦手と自認していたらしい。
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