幻世快盗伝
げんせいかいとうでん
女盗賊のアリババは、列車強盗をしていたところをスマッシュ・ペトゥム・ファーリンに懲らしめられたのを機に、義賊に転身した。それから半年後の彼女を中心に物語は進み、悪徳商人退治や遺跡探索、汚職政治家退治、そして巨大な悪の組織との対決…が、コミカルかつ熱血な内容で描かれる。メインはフィールド探索と戦闘だが、軍資金稼ぎのためのミニゲームやエンディングでは義賊活動の内容で評価が分かれるなどやりこみ要素も多い。
主人公勢力
山賊を率いる女親分。エロ犬もといスマッシュ一行に懲らしめられて義賊への道を歩み、各地の悪党共を懲らしめる日々を過ごす。金欠に悩まされているが能天気な性格なのであまり悩まず、荒くれ男の中で育ったためか男勝りのさばさばした気性。男の子に間違われるが、容姿はロングの茶髪をたなびかせた美少女でヘソ出しのセクシーな衣装を着ている。アクセサリーやヘアバンドは女の子らしいデザインで、時折「きゃぁ」と可愛らしい声を出す時も…。
武器はアラブ風の曲刀、防具もベスト・衣と盗賊らしい軽装備だが、能力値は高いレベルでバランスが取れているので戦闘では彼女がメインになる。
幻世によく顔を出す魔法使いの男性で、前髪で顔半分が隠れている。遺跡探索でアリババと再会するが、見つけた魔法アイテムを独り占めして持ち逃げしてしまう。言葉遣いは穏やかで威厳があり、知識と判断力を誇る参謀だがどこか天然気味で、横暴なアリババに振り回される気の毒な一面も。お酒に目がないだけでなく、岩を食べる虫を見て「おいしそうです」と発言するイカモノ食いでのん兵衛。
主な装備は杖にローブと魔法使いのステレオタイプと言えるオーソドックスなもので、戦闘は呪文が中心。敵の弱点に応じて炎・氷・稲妻の呪文で攻撃し、回復や解毒で味方をサポートする。
幻世シリーズではおなじみと言えるドスケベな犬。忍者のような衣装で剣術を使いこなし、アリババをボコボコにした張本人。裏世界武闘大会でアリババと再戦した時は相当に強いのだが、仲間になると何故か弱くなる。種族が犬なせいか嗅覚力が鋭敏で、隠されたものの匂いを嗅ぎ当てたり、長年の経験を生かしてアリババにアドバイスして後半の冒険を盛り上げる。
後半で加入するだけに装備品の数は少ないがいずれも高性能。武器には日本刀(ただし外来語使用)、防具は忍者装束や鎧を装備可能である。