幻想牢獄のカレイドスコープ
げんそうろうごくのかれいどすこーぷ
女の子は、万華鏡──
2020年12月17日に発売されたアドベンチャーゲーム(サスペンスアドベンチャーノベル)。
ふわふわしたのんびり屋さん。
育ちがよく、穏やかな雰囲気が一緒にいる人まで和ませる。
勉強ができて賢くて優しくて、先生の信頼も厚い優等生。
思いやりがあり、おしゃれにも詳しくて、誰からも信頼されている憧れの女の子。
黙っていれば容姿端麗な美少女だが、それは両親の努力の賜物で、口を開けばその勇ましさは男子顔負け。女子をいじめる男子は許さない。
小学生時代から『仮面ケンドーV6嵐』という戦隊モノが大好きで、いつもそのアクションを真似している。今は変身前のイケメン俳優にも興味があるらしい…?
ぼんやり、ぽやぽやな小動物系。いつも転んでドジって泣いてる子。
運動神経もさっぱりで、みんなに甘やかしてもらうのが大好きですぐ懐く。撫でられるのが大好き。
小学生時代から夢見がちで、魔法少女の変身ステッキは宝物だった。
高校生になった今でも、妄想の中では自分が運命のプリンセス。
無口で感情がわかりにくい不思議な子。
でも、人の話を黙って聞ける謎の包容力がある。
一見しっかり者に見えるが実際はドジっている、ぽやぽやな、つまりは残念美少女。
同じぽやぽや仲間で水無と仲がいい。牛丼に歪んだ愛情を抱いている。
所謂「デスゲームもの」であり、最初に配られたカードの組み合わせで様々なルートに突入する……というのが基本的な流れなのだが、この作品の特徴はは心理戦や凄惨な拷問シーンなどではなく、本性が剥き出しになった少女たちの罵詈雑言と顔芸である。
上記のキャラクター設定に間違いはなく、確かに仲良し4人組であるのだが極限にまで追い詰められた乙女たちがバカだの下痢便だの語彙力溢れた罵声が飛び交うのだ。おまけに彼女たちは自分が一番の親友だと思っている相手に憎悪されているという昼ドラ顔負けの関係にもなっており、それが拗れることで更に泥沼に陥っていく。
プレイヤーに出来ることは少女たちが壊れていく様を見続けるのみ。しかし、異なる組み合わせを進めるごとに、何故彼女たちの関係が歪んでしまったのか、その真相も段々明らかになっていく。