概要
広島県廿日市市にある、JR西日本山陽本線と広島電鉄宮島線(広電廿日市駅)が乗り入れている駅。
JR西日本 廿日市駅
1897年に開業。相対式2面2線のホームを持つ地上駅で橋上駅舎を有する。
上下線の間にホームのない待機線(運転指令上は「2番線」)があるが、現在は架線がなく、配線上の理由(広島側で上り線のみ、岩国側で下り線のみに接続)によって電車は入線できない。かつては両側で上り線、下り線両者に接続した、いわゆる中線であった。
駅構造
利用状況
- 2018年(平成30年)の1日平均乗降客数は3,983人である(廿日市市統計書より)。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 3,478人 | 6,956人 |
2009年(平成21年)度 | 3,376人 | 6,752人 |
2010年(平成22年)度 | 3,325人 | 6,650人 |
2011年(平成23年)度 | 3,324人 | 6,648人 |
2012年(平成24年)度 | 3,410人 | 6,820人 |
2013年(平成25年)度 | 3,473人 | 6,946人 |
2014年(平成26年)度 | 3,400人 | 6,800人 |
2015年(平成27年)度 | 3,648人 | 7,296人 |
2016年(平成28年)度 | 3,791人 | 7,582人 |
2017年(平成29年)度 | 3,966人 | 7,932人 |
2018年(平成30年)度 | 3,983人 | 7,966人 |
広島電鉄 広電廿日市駅
相対式2面2線の地上駅。線路の南側(海側)が広電宮島口へ、北側(JR側)が広電西広島駅や広島市内へと向かうホームとなっている。
山陽女子大前駅寄りには折り返し線があり、朝の時間帯に当駅から広電西広島駅や広島市内へ向かう電車が設定されている。
駅構内は全面バリアフリーとなっており、南口(下りホーム側)にはトイレと待合室が設置されている。待合室は鉄骨平屋で、壁面には廿日市市内で産出した杉材を使用する。
2012年までは駅舎が存在した。板張りと漆喰の壁、黒瓦の屋根を備えた木造平屋の駅舎で、開業から戦前の改修工事を経て88年間にわたり使用された。広島電鉄で最後まで残された木造駅舎で、窓口業務が2005年に終了した後も出札窓口や改札口は往時のまま残されていたが、駅周辺の整備事業に伴い解体。その後、現在の待合室とトイレが設けられた。