概要
御札や巻物などに書かれた文字状の回路へ、特定のエネルギー…魂魄を流すことで作用を起こす架空の専門分野。従属関係を結んだ妖怪、便利道具や防壁などを作ることができる。
魂魄回路(こんぱくかいろ)とは
魂魄を流す文字状の回路のこと。
魂魄へ在る性質の一端「通常の状態は不可視で透過力がある」が反映されているように、一見は何の変哲もない様子でも、実は長距離で壁などへ阻害されず空間を通り抜け、何かしらの効果が常時稼働中という描写もある。 離れた対象へ効果を及ぼす様子は「目に見えぬ蛇口のようなもの」と例えられている。
基本的に、小さな力で大きな術が発現出来る様に効率よく製作される。回路の構図はweb版【その72】・単行本4巻で確認できる。文字の部分を拡大すると迷路状の回路がびっしりと書かれている。
その場の状況に応じてこの回路へ、自分なりの命令等を書き込んだりして使用される。
これにより式神(しきがみ:従属関係を結んだ妖怪)の威力や種類だけでなく、上半身だけ作ってエネルギーの節約をするなどの追加効果を発動できる。
作中例
外見はそのままに、中身は空間の収縮・拡大を施して物がたくさん入る便利道具。
式札などに書かれた「魂魄回路(こんぱくかいろ)」へ流れた魂魄(こんぱく)を基に体を組成し、事前に設定した命令へ従い術者を助けてくれる心強い存在。
主に機械工学の分野で、高度な技術と予算をつぎ込んで造られた造形物へ式術を施すことで、物体であるが生体のように稼働する兵器。
里全体へ「魂魄回路(こんぱくかいろ)」を張り巡らせて、様々な活用がされている。
陰陽術を知らなくても思った通りの式神が出せる。