カードとしての能力
弾丸透魂スケルハンター R 水文明 (3)
このクリーチャーは、攻撃またはブロックされない。
このクリーチャーはクリーチャーを攻撃できない。
概要
デュエル・マスターズのDM-20『不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団』で登場したクリーチャー。
パワーがかなり低いが、ブロックされない&攻撃されない効果を持っているため、光文明に数多く存在するブロッカー対策が出来るクリーチャーとして、【青単】や【グレートメカオー】で活躍した。
クリーチャーを攻撃できないデメリットを持っているが、実はこのデメリットは、黒神龍オドル・ニードルやG・リンクした龍神ヘヴィのように、強制的にバトルをさせる効果を回避できるという、隠れたメリットが存在している。
何気にパワーが1000と低いため、そのクリーチャーが相手のクリーチャーに攻撃する利点は、闇文明に多いスレイヤーを除いて、全く利点が存在していない。よって、このクリーチャーの攻撃できないデメリットは、完全にメリットになってしまったのだ。
(但し、予言者クルトのように、相手のパワー500以下のクリーチャーを攻撃して破壊するようなことはできないので、その点には要注意!!)
不死鳥編当時、クリーチャーの能力で除去しようにもクリーチャーで除去できる手段は限られていた。
幸いにもパワーが低いため、除去カードで簡単に退場できるという点から、魂と記憶の盾やデーモン・ハンドで除去することが出来たのだが、それでも限られた方法でしか対処できなかったこともあり、カードパワーの低さが目立つ不死鳥編当時としては、かなり強力なカードだった。
現在はローズ・キャッスルなどのように、このカードを簡単に対処することが出来るカードが増えているので、初登場当時と比べると対処方法がかなり増やされてしまったが、それでも攻撃されない&ブロックされないという、かなり強力な効果なので、油断するとこのカードでフィニッシュされることもある。
ペトリアル・フレームとの相性
ちなみに、クロスギアであるペトリアル・フレームとの相性は非常に良い。
ペトリアル・フレームは、相手がバトルゾーンのクリーチャーを選ぶ時に、これをクロスしてあるクリーチャーを選ぶことはできない効果を持っているため、このカードをペトリアル・フレームにクロスしてしまうと、「攻撃されない・ブロックされない・選ばれない」という強力なクリーチャーに変化してしまう。
そうなると、対策方法が、(パワー1000であることを意識して)ノーブル・エンフォーサーやローズ・キャッスルで対処しなければならなくなる。
もちろん、パワーを上昇させるカードも一緒に組み合わせると、簡単に対処が出来ないクリーチャーに変化する。聖装 ネビュラ・ウイングと一緒にクロスすると、パワー2500(つまり、相手が先にローズ・キャッスルをシールドに置かれた時を除いて、ローズ・キャッスルの効果で破壊されなくなり、ノーブル・エンフォーサーの攻撃制限を回避することが可能になり、予言者マリエルの攻撃制限効果も回避できる)、攻撃されない・ブロックされない・選ばれないという、本当に凄いカードに変化してしまう。但し、現在はカード指定除去カードが増えていることもあるので、そちらで対処されてしまう可能性もある。
余談
上位種に、このカードが初めて再録されたハーフデッキであるDMC-31『グレートメカオー・イレイザー1/2』に収録された無敵巨兵グランダイバーXが存在していたが、こちらは進化クリーチャー&コストが7と重めだったこともあり、これを使うよりもスケルハンターを並べた方が良いのではというジレンマがあった。
- しかし現在は、グレートメカオーのコスト軽減を持つ救急機装レスキュー・スペースの登場で使い勝手が改善された。これにより、スケルハンターと一緒に共演も可能になった。ちなみに、コストもスケルハンター→レスキュー・スペース→グランダイバーXと綺麗に繋がる。
- 一方で、パワーが6000に上昇したため、クリーチャーを攻撃できないデメリットが、スケルハンターとは違って、そのデメリットが痛手になる点も存在している。
また、アクア新参兵 アイザックも、マナ武装5の条件を満たすことで、スケルハンターと同じ効果を得ることが出来る。流石にクリーチャーに攻撃できないデメリットは再現されていないので、前述のオドル・ニードルに弱いデメリットはあるが、その代わりに、攻撃する度に1枚ドローする効果を得ている。