予言通りの復活。事態はまだ彼らの手の内にあった。
カードとしての能力
予言者マリエル |
R 光文明 コスト4 |
クリーチャー:ライトブリンガー 1000 |
パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できない。 |
※殿堂入り
概要
DM-08「闘魂編 第3弾 超神龍の復活」にて登場したクリーチャー。
初期の頃から登場していたロックカードの1枚であり、各プレイヤーはパワー3000以上のクリーチャーを攻撃することが出来なくなってしまう。これにより、相手の大型クリーチャーをバトルゾーンから疑似的に除外して、フィールドアドバンテージを奪う。この性質から、ファンの多くは「マリエルロック」と呼ばれるようになった。
自分にも影響を受けてしまうが、コントロールデッキならあまり気にしなくてもよいデメリットであり、フィニッシャー(攻撃できないデメリットを解消させるダイヤモンド・フィニッシャー)を使って相手を追い詰めることも可能である。
パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できないということは、このクリーチャーはパワー3000以上のクリーチャーに攻撃されないという副次的な効果を持っているので、勝利のガイアール・カイザーなどのアンタップキラーやいのししとうなどのような殆どのマッハファイターも攻撃手段を失われることになる。
但し、欠点はパワー1000と低い上に、攻撃されにくい点を除けば耐性を一切持たないということである。前述のマッハファイターに至っても、ワ・タンポーポ・タンクは攻撃出来るため、それによって破壊されてしまうこともある。
そのため、しばらくの間は除去耐性の低さもあって評価はイマイチであり、炎槍と水剣の裁で簡単に除去されてしまうことから、このカードを主軸としたデッキにするのはかなり難しかった。
それ以外にも、相手も積極的に攻撃してくるようなデッキではない場合はこのカードが使いにくくなってしまうこともある。
とは言え、このクリーチャーの能力によって、一部のデッキでは機能不全になる可能性もあるため、デッキによっては強烈な地雷になることもある。
前述の炎槍と水剣の裁が殿堂入りした後はコントロールで使われるようになり、さらに相性の良いノーブル・エンフォーサーが登場した。
ノーブル・エンフォーサーは、クリーチャーにクロスされていない場合はパワー2000以下のクリーチャーが攻撃orブロックできなくなるという効果を持っていたので、それと並べることで殆どのクリーチャーをロックすることが出来た。
最終的には【除去ガーディアン】で光神龍スペル・デル・フィンや光器ペトローバを守り切ってライブラリ合うを狙うなどの運用等で活躍していたことから、2007年11月15日に殿堂入りに指定されることになった。ちなみに、光文明で初めて殿堂入りしたカードでもある。
「テルス・ルースでマナ破壊を無効化し、マリエルでバジュラの攻撃も許さない。関西でデュエキングとなったのは、マナ破壊への耐性を強めた除去ガーディアンだった。 - 『サムライ・リーグ関西』」
現在ではこのクリーチャーの対策札が多くなったことや、シノビによる過剰な受けなど相手を「詰み」に追い込む手段が増えている。しかし、能力自体は強烈であり、意外なところで使われて痛い目を見る可能性のあるカードであり、長らく殿堂入りは伊達ではないということを感じさせる1枚でもある。
後にこのクリーチャーを元にして誕生したディスタスとして黙示 シャマリ-1が登場した。