概要
東方Projectに登場する綿月依姫にまつわるタグで、『東方儚月抄』第十五話のあるシーンに由来する二次創作である。
依姫は豊かの海における霧雨魔理沙とのスペルカード戦において、魔理沙の放った「スターダストレヴァリエ」の多数の星型弾を自身の周囲だけは中空に制止させてその運動を停止させ、弾幕としての機能をほぼ無力化した。
その際、中空に静止した星型弾の一つを徐に手に取ると、星の一部を口に入れ、端を少しかじった。
本タグはその際のシーンを元にしたものである。
その食感を表現した擬音は「 カリッ 」であり、依姫曰くその味は「 甘… 」であるとのこと。
このときは全てを食べたわけではなく、一部をかじっただけで残りは自身の後方に投げている。
pixivではこのシーンを元にした様々な想像がなされた作品が見られ、さらには依姫が他の弾幕も賞味してみる様子も描かれている。
なお、この一件であるのか、後に魂魄妖夢が魔理沙個人について言及した機会には「 魔理沙さんが出す星を食べた人がいるらしい 」と語っている(『東方外來韋編』)。もしもこの話の元が上記の依姫の件だった場合、依姫が星型弾を実際に食べた逸話は地上にも広まっている様子である。
妖夢は『儚月抄』では依姫と魔理沙の弾幕戦の機会にこそ行き会っていないものの、同作中において別の経緯で実際の月の都への潜入にあたった一人でもあり、月の綿月邸の丸窓から中の様子を観察した経験も持っている。
タグ名称と用法について
タグ名称は「弾幕を食べる」であるが、ニュアンスとしては「弾幕(として使用された弾)を食べる(かじる)」というようなものである。原作を見る時、上記のように依姫が弾幕全体を食べたわけではなく、その一つを口に含んでみた、という程度のものである。
このシーンをもとに様々な二次創作的考察や設定として生まれたのが「弾幕を食べる程度の能力」である、という性質も持つ。
また例えばゲーム中などの比喩表現として、ボム、霊撃等を使用した際のように弾幕全体を消失させることを指して「食べる」とも表現できるが、pixivではこちらでの用法は用いられていない(2014年6月現在)。