概要
週刊ビッグコミックスピリッツで2020年13号から2023年34号まで連載されていた漫画作品。
作者は米代恭。
単行本は小学館のビッグコミックスから発売されている。
全8巻完結。
あらすじ
別れてから7年、未だに元カノを引きずり続ける男市松海路の前に、その本人である日下部日和が現れる。
ヨリを戻せることを期待した海路に対し、日和は「私の出産記録を撮影してほしい」と依頼してくる。
結婚もしない、セックスもしない、ただ精子だけくれればいいという彼女の真意は…。
登場キャラクター
- 市松海路(いちまつ かいろ)
区役所に勤務する男性。学生時代は映研に所属し、国際映画賞も取るほどの手腕があったが、日和にフラれて以来映画からは離れている。
再会した日和とヨリを戻すことを望んでいる。
- 日下部日和(くさかべ ひより)
海路の元カノ。7年前に突如姿を消した。
どこまでが真意かわからない謎多き女性。
- 榊田正史(さかきだ まさし)
海路の映研時代の後輩。海路の言葉がきっかけで俳優業を志し、現在は売れっ子俳優となっている。彼に恩義を感じ、慕っている。
- 八幡典子(やはた のりこ)
海路の同僚。独身。
- 日下部由紀(くさかべ ゆき)
日下部家の母。旧姓本郷(ほんごう)。
国民的に人気のある子育てエッセイ漫画「星の三姉妹」の作者。
- 日下部玉緒(くさかべ たまお)
日下部家の次女。現在は歯科医院で働きつつ、歯科衛生士の資格取得を目指している。
- 日下部千世子(くさかべ ちよこ)
日下部家の三女。足が悪く、車イスで生活している。
- 日下部桂一(くさかべ けいいち)
故人。日下部家の父。雑誌編集者だった。
- 日下部美智(くさかべ みち)
桂一の姉。製薬会社勤務。
- 浅倉望(あさくら のぞむ)
由紀の担当編集者。大病院の院長を祖父に持つ御曹司。
- 花井裕二(はない ゆうじ)
海路の映研時代の同期。現在はTV局勤めのディレクター。
- 白浜椎子(しらはま しいこ)
由紀の故郷である山形県天喜町に暮らす女性。
ある事情から町民たちに嫌われている。
- 白浜憂子(しらはま ゆうこ)
椎子の母。由紀の中学時代の同級生。
- 白浜零司(しらはま れいじ)
憂子の兄。過去にあった火災で全身に火傷を負い、寝たきりになっている。