「あの子を助けられるなら……私の命も……他人の命も……どうなってもいい……」
プロフィール
職業 | 主婦 |
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性別 | 女 |
年齢 | 36 |
血液型 | O |
誕生日 | 5月15日 |
星座 | 牡牛 |
概要
撞木橋近くの屋敷に住む主婦。志岐間家は代々警察組織の要職を務める名家であり、彼女の父や夫も警察庁の関係者。1年前に亡くなった息子を蘇らせる為、『蘇りの秘術』を求めている。
興家彰吾編を終了後、主人公の1人として操作出来る様になる。
人物
1年程前、警察に怨みを持つ者によって息子の志岐間修一を誘拐・殺害されるという事件が発生したが、警察の沽券に関わるとして徹底的な報道規制が敷かれ、事件は揉み消された。
仕事一筋であった夫との関係は冷え切っており、息子の成長を生きがいとしていた矢先の事件であったため、事件以来は人が変わった様に塞ぎ込んでいる。
一向に進展しない捜査に苛立った彼女は、私立探偵の櫂利飛太に事件の調査を依頼した。
なおその利飛太からは「マダム」と呼ばれており、興家彰吾編では彼女自身も興家に名前を隠し「マダム」と呼ばせている他、多くのプレイヤーからも「マダム」呼びが定着している。
本編内での動向
興家彰吾編
旧安田庭園で興家を待ち構えており、いつでも呪殺出来る状況にあると興家に告げた上で、呪詛珠を譲り渡すよう要求してくる。
春恵との会話を進行するのと同時にカウントダウンが進んでいき、カウントが0になると呪詛を行使される。
実はこれは、いわゆる負けイベントであり、一度実際に呪詛を行使させる事によって初めて呪詛行使の条件が判明する。会話の直前からやり直すと、持ち物の100円ライターを捨てる事が出来る様になり、条件を回避出来る。
志岐間春恵編
深夜に自宅で利飛太から調査報告を受けている際、本所七不思議の1つである『送り拍子木』の呪いを受け、火もしくは発火器具を持っているものを焼死させるという呪詛を行使出来る様になる。
同時に蘇りの秘術を使うための方法(呪殺した人間から滓魂を奪う)も理解した彼女は、息子を蘇らせるために積極的に呪詛を行使しようとするが利飛太に諫められ、既に滓魂を集めた他の呪主から呪詛珠を横取りする事を目的にして行動を開始する。
調査を進める中で、事件の重要参考人である白石美智代が既に死亡している事が判明し、更に同じく呪詛珠を狙う灯野あやめと出会った事で、事件解決・秘術の行使の両面で気が焦ってゆく。
しかし翌日、調査のため訪れた白石美智代の自宅で事件解決に直結する新たな証拠が発見され、誘拐事件が解決。以降は蘇りの秘術に注力する。
七不思議ゆかりの地を巡る内に警察に追われている様子の灯野あやめと再会し、協力を約束する。駄菓子屋ではしゃぐ利飛太に息子を重ね合わせたり、ファクシミリで謎のSOSを受信したりしつつ、呪詛珠の狙いを灯野あやめに定めていく。
その後、保護を求めて灯野あやめが志岐間邸に来訪。蘇りの秘術を賭けた睨み合いが始まってしまう。チャプター名の『最終手段』の名の通り、互いに呪詛珠を奪うだけでなく、呪詛の行使という最終手段も視野に入れた探り合いとなる。
なお「最終手段」チャプターでの行動によって、以下の3つの分岐に派生する。
- 灯野あやめを呪殺し蘇りの秘術を手に入れるエンディング
- 灯野あやめに呪殺されるエンディング
- 両者共呪詛を行使出来ずに終了(津詰徹生編『結末』チャプターへ)
余談
- 誘拐され殺された子供を蘇らせるために秘術を求める彼女の設定は、隅田川にまつわる伝承である『梅若伝説』になぞらえたもの。開発者インタビューで語られている他、上述の秘術を手に入れるエンディングにおいて、利飛太が伝説について触れている。伝説の舞台となった隅田川は彼女にとっても縁の深い場所であり、息子修一の遺体が発見されたのが隅田川であるほか、彼女が学生時代に根島事件の犠牲者の遺体の一部を発見したのも隅田川である。
- 2023年8月4日、公式Twitterから公開された夏セール記念イラストに登場している。雨森少年の発案で、事件解決後の傷心を癒すため利飛太と共に夏祭りへと繰り出している。