愛・天地無用!
あいてんちむよう
「天地無用!」20周年企画として2014年10月から同年12月にかけて月曜日から金曜日まで全50話として、シリーズ初の(5分間)ショートアニメ(ステブレアニメ)としてTOKYOMXにて放送された。さらに、これを20分アニメとして再編集されたものが、2015年冬春期にテレビせとうちで放送された。
『天地』のブランドネームを持っているシリーズ作としては初のステブレアニメかつHD制作。そしてシリーズ初の地デジ放送テレビアニメである。
いわゆる学園物。キャラクターデザインは「デュラララ!!」でおなじみのヤスダスズヒトが務めた。
監督はTV天地第1作および『天地無用! in Love』(映画天地第1作)を務めたねぎしひろし。ただし、ねぎしによる過去作の『天地無用!』シリーズ作との明確な関連性は不明となっている。(ファンの間ではキャラデザの違いや設定の矛盾から「同監督作品であってもパラレルワールドである」と認識される事が多い)
舞台地のモデル(ロケハン地)は岡山県高梁市。特に主要舞台である順愛学園の外形は同市に在する吉備国際大学(順愛学園現行校舎)と吹屋小学校(順愛学園旧校舎)が、それぞれのモデルとなっている。
柾木天地がやって来たのは、岡山の山間部にある「順愛学園」。天地はそこでしばらくの間、教育実習生として勤務する事に。
だが、この学校。様々な軋轢から生徒会と科学部の間で火花を散らす闘争が繰り広げられていた。
生徒たちは生徒会長川流ももや科学部部長布賀柚木をはじめとしてクセのある面子ばかり。
天地の実習教官である栗原有漢も天地に目を付け、アヤしい言動が目立つ。
そこに「天地のサポート」の名目で、おなじみ天地ファミリーも加わり、学園を取り巻くカオスは拍車をかけるばかり。
果たして天地は無事に教育実習を終えることが出来るのか。というか、ホントに天地の目的は教育実習なのか!?
背後に蠢く鷲羽ちゃんの影をプレッシャーに、お人好し天地の、ひとつの「愛」をめぐる物語が、時空を超えて駆け巡る!