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成層圏気流

せいそうけんきりゅう

松本零士の「戦場まんがシリーズ」のエピソードである。『ビッグコミックオリジナル』1977年5月5日号掲載。
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概要編集

第二次世界大戦末期のドイツ。アフリカ戦線から本土防衛に回されたパイロット・ラインダースは夜間哨戒飛行中にスピットファイア3機の襲撃を受け僚機のハルトマンを喪ってしまう。高高度での形勢不利を悟ったラインダースは即座に脱出するが、脱出した機体がほぼ無傷で着陸した事からラインダースは「戦うことなく僚機を見捨てた卑怯者」の烙印を押される。その汚名を返上する機会として、新型機Ta-152H-1を与えられ、ある極秘任務への参加を命じられる。


1993年に公開されたOVA版三作品の一つとしても知られる。


登場人物編集

本作の主人公で、ドイツ空軍のパイロット。階級は大尉。本作は彼の回想という形で語られる。

アフリカ戦線で名を轟かせたエースパイロットの一人。愛機はFW-190A4でアフリカ戦線からの付き合い。判断能力に優れ、形勢不利と見ると即座に脱出を選ぶが、その判断力が災いし「戦うことなく僚機を見捨てた卑怯者」の烙印を押される。ただ、彼は以前から高高度任務ではFW-190A4は十分な性能が発揮できないことを上層部に訴えており、実際その訴えは的を得ていたので、上官からの温情で高高度戦闘機であるTa-152H-1を与えられたうえで極秘任務に従事することで汚名を濯ぐ機会を与えられる。

バフスタイン教授の教え子であり、メルヘンナーとは恋仲だった。


バフスタイン教授の娘で、彼の助手を務める。

政府からの要請である極秘研究に従事することを強要されており、その成果をロケット発射場のあるペーネミュンデまで護衛する任務でラインダースと再会し、彼に助けを求める。


ラインダースの恩師で原子物理学者。政府からの要請で極秘研究に従事していたが、ドイツの兵器運用に思うところがあり、反感を抱いている。


ラインダースの上官。本名不明。ハルトマンを(結果的に)見殺しにしたラインダースを叱責するが、極秘任務への従事で汚名を濯ぐ機会を与える。護衛対象やバフスタイン教授親娘と共にB-17に搭乗する。


ラインダースの僚機。階級は大尉。夜間哨戒飛行中に排気炎が出ていることをラインダースに注意された直後スピットファイア3機の襲撃を受け、最初の銃撃で乗機が炎上。ラインダースから脱出を促されるもキャノピーが開かずそのまま炎上する機体と運命を共にした。


ラインダースの捨てたFW-190A4を発見した歩哨たち。彼のことを「卑怯者」と評する。


登場機体編集

汚名は甘んじて受けよう

ドイツが開発した新鋭高高度戦闘機。登場したのはエンジンを新型に置き換えた先行量産型のH1型。

ちなみに「造形村」からラインダース機ver.のプラモデルが発売されたことがある。


作中冒頭で登場したラインダースの愛機。高高度(高度9000m)ではスピットファイアよりも飛行性能が劣る。


ドイツが鹵獲したアメリカ製双発爆撃機。あるものをペーネミュンデまで運ぶために使用される。


劇中で複数回登場する敵機。高高度性能を高めたMk.VI/VII/VIIIのどれかと思われる。


関連タグ編集

松本零士 ザ・コクピット

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