※漫画『文豪ストレイドッグス』の重要なネタバレを含みますので原作・アニメ未視聴の方は本記事を閲覧する際にご注意ください。
鐵腸「最後だ。
条野の居場所を云え。
……………本来なら俺は
先程の吸血種の首を追うべきなのだろう。
だが、五分だけ俺は正義ではなく条野の方を見る。
答えろ!、条野は何処だ!!」
探偵社員の一人を確保した。
これより拷問で敵の計画を吐かせる、
邪魔が入らぬよう他の探偵社員を足止めせよ」
鐵腸「了解、無線が復旧したのか…………」
賢治「…………拷問?」
鐵腸「そうだ、気の毒だが
お前の仲間はもう助からん」
鐵腸に頭を掴まれ、意識が薄れゆきながらも「もう助からん」という言葉を聞いた賢治は「助けなきゃ」と言う。その時、鐵腸も賢治の気配の変化を感じ取り、そして……………
ネタバレ注意
「扶けなきゃ 扶けなきゃ
扶けなきゃ 扶けなきゃ
扶けなきゃ 扶けなきゃ
扶けなきゃ 扶けなきゃ
扶けなきゃ 扶けなきゃ
扶けなきゃ 扶けなきゃ」
(イラストは2枚目参照)
この時の彼の顔はおろか体全体は真っ黒にブラックアウトし、その眼差しは丸くおぞましい眼光を覗かせながら、歯茎を剝き出しにしていた。異能技士による改造手術を受けている鐵腸をたったの一蹴りで数十メートルまで飛ばすなど比較にならないほどパワーが上がっている。
戦闘スタイルも幸田文を助ける際に行っていた相手を掴んで投げ飛ばすという戦い方から自らの拳と足を武器にしていて、躊躇は一切ない。
彼の異能力『雨ニモマケズ』の真の力それは「怒り荒ぶる大自然の力」「噴火にして津波」と謳われる程の天変地異を引き起こせる程の超パワーであり、普段はそれを彼の穏やかな性格と空腹感でリミッターを掛けている。
その仏のような賢治が本気で怒るとどうなるのか?
というと、体は熱を帯び、噴火を素手で止めるなど人智の域をとうに越えている。今まで苦戦していた鐵腸を終始圧倒、肉体の防御力も上がっており、彼の雪中梅で使役された軍刀の攻撃を受けても飄々としていた。
鐵腸との戦闘終了後は彼からの誤解が解け、お互いに体力を著しく消耗し、名前を知って共に地面に倒れた。