概要
1977年〈昭和52年〉11月15日生まれ。本名は齋藤 元彦(読み同じ)。
2002年(平成14年)春、東京大学経済学部を卒業して総務省へ入省。
兵庫県知事選挙に出馬し、2021年8月1日付けで第53代兵庫県知事に就任した。しかし下記の騒動等が元で兵庫県議全会一致で不信任案可決。任期を残して2024年9月30日を以って辞任ということだが、再出馬して当選。第54代兵庫県知事になる見通し。
騒動
2024年3月12日付で、西播磨県民局長から報道各社や一部の県議に匿名で送付された「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」と題する告発文書の内容が公開された。
県の元幹部職員が知事らを内部告発した文書に端を発し、斎藤のパワーハラスメント疑惑などが問題となった。
が、一部の層からはマスコミによる異常なほどの連日報道への反発や、斎藤の公約達成・着手率が100%に近い事、県職員の1700人以上が斎藤のパワハラを目撃したと証言しているにもかかわらず音声データがほとんど証拠として出ていない事、そして、県が不適切な安さで倉庫を使用させロクに監査もしていなかった「ひょうご埠頭株式会社」に対する港湾利権にメスを入れたことなどを理由に、”何者かに嵌められたのでは”という声も。
ただ、いずれにせよ2人の人間が亡くなっているので、斎藤に問題がなかったと判じるのは現時点では早計である。
再選できたのもこれまでの公約達成・着手率の高さといった実績によるものが大きく(※)、公益通報者保護法に関する対応については「何の問題もない」と否定してはいるものの、主観的と指摘する声もある。
また、辞職後の復活当選前後からSNSやYouTubeにおいて斎藤を批判する或いは中立的な意見の動画を発信したYouTuberや同じような立ち位置でのコメントをした個人が斎藤の支持者に誹謗中傷を受ける事態が起きている(YouTubeのコメント欄で荒らしのような行為を行う者もいる)。
(※)それ以外にもSNS上においては、先述したマスコミによる連日報道に対する反発や、昨今のインターネット上におけるマスコミ全体に対する反感が再選という結果に繋がったとする考察や分析もある。
関連タグ
川勝平太:斎藤知事同様に2024年に任期を残して辞職した知事。失言による自主的な辞職である。
大村秀章:別に悪いことをした訳では無いが、ある一件以降色々と話題になる知事。
※斎藤・大村・川勝はみんなのおもちゃとして、扱われる事が多い。