概要
小樽・苫小牧東と秋田・新潟・敦賀・舞鶴を結ぶ航路を運行。
1970年代から運行されている老舗フェリー会社であり歴史が長い。令和の現在では日本海側唯一の長距離フェリー会社であることもあり、所有する船舶の殆どが全長200m超えの超巨大船である。
北海道と本州日本海側で安定した物流を提供する他、太平洋側航路と比較すると安価に北海道と本州の移動が出来、かつ船内設備のグレードも非常に高いので旅客需要も旺盛である。
特に北海道観光のトップシーズンである夏季ともなると、等級を問わず船室は満席であることも決して珍しくなく、3ヶ月前から受け付ける予約は一瞬で完売するほどの人気ぶりである。
概ね20時間前後にわたる長時間航海であるが、所有するフェリーのどれもが航海速力50km/h程度とかなりの高速であり、外洋航海中はデッキへの立ち入りが禁じられるほどである。この高速航行こそが新日本海フェリー最大の特徴であり、屋台骨と言っても過言ではない。
航路
・舞鶴ー小樽
・敦賀ー苫小牧東(直行便と呼ばれる)
・新潟ー小樽
・敦賀ー新潟ー秋田ー苫小牧東(寄港便と呼ばれる。但し敦賀・新潟間は週1便のみ)
就航船舶
- はまなす/あかしあ:舞鶴-小樽
- すずらん/すいせん:敦賀-苫小牧
- らべんだあ/あざれあ:新潟-小樽
- らいらっく/ゆうかり:敦賀-苫小牧
関連項目
北前船:かつて同様の役割を果たしていた
阪九フェリー・関釜フェリー:両社と「SHKライングループ」を構成している。