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佐渡汽船

さどきせん

佐渡汽船は新潟県で本土と佐渡島を結ぶフェリーを運営する企業である。
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概要編集

佐渡汽船の法的設立は1913年に設立された佐渡商船である。この企業は1885年に佐渡島と本土による折半で設立された越佐汽船会社が、新潟県本土の影響が強まり新潟汽船と改称した事に対抗し佐渡島側の資本で設立された。この競合に加え、1923年には佐渡島南部側が前佐渡汽船(1927年越佐汽船と改称)を結成し過当競争状態に陥った。このため新潟県は1932年、混乱を収束するため佐渡商船に残り2社を合併しさらに新潟県自身も出資を行う日本初の第三セクターとして佐渡汽船として再スタートさせた。

1977年には日本初のジェットフォイルを導入、このノウハウを他社にも惜しみなく伝えたことで佐渡汽船は日本のジェットフォイル普及に大きな貢献を果たした。

1975年に田中角栄によって国道350号線が新潟・直江津両航路と共に国道指定された。

2015年の北陸新幹線開業に向け大幅な改革が行われた。


船舶編集

2023年現在はフェリー3隻、ジェットフォイル3隻を使用する。

  • 現役

おけさ丸編集

1993年~

フェリー。この名前は代々フラッグシップにつけられており、太宰治も旧代のおけさ丸について言及したという。

ときわ丸編集

2014年~

フェリー。老朽化が進んで故障も起きたおおさど丸を置き換える目的で登場。

ぎんが編集

1986年~

ジェットフォイル、ボーイング社製でおけさとともに日本のジェットフォイルの歴史の幕を開いた。

つばさ編集

1989年~

ジェットフォイル、川崎重工業製で日本初の国産ジェットフォイルである。

すいせい編集

1991年~

ジェットフォイル、川崎重工業製で佐渡汽船も設計に関わった。


  • 引退

あいびす編集

2005年~2018年

赤字削減のため冬期運休となった寺泊航路にフェリーに変わって就航した高速船。

あかね編集

2015年~2021年

最大速力37.3ノットを誇る高速フェリー。「ナッチャンWorld」などと同じオーストラリアのインキャット社が建造した双胴船。

これまで赤字続きの直江津航路だったが、北陸新幹線開通を機に増便とこがね丸置き換えを目的として、自治体からの補助金による支援の下導入された。

しかし双胴船故の乗り心地の悪さに加えて維持整備性が低く、加えて新型コロナウイルス流行による需要低迷がとどめを刺す形となり導入から僅か6年後の2021年に引退、スペイン企業に売船された。


萌えキャラ編集

2015年7月に「あかね」という萌えキャラが登場した。(トップ画像のキャラ)さらに2016年には二人の姉である「おけさ」と「ときわ」が登場した。

カーフェリー 三姉妹


外部リンク編集

佐渡汽船公式サイト

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