概要
明治宮殿とは、明治21年(1888年)10月7日に竣工した東京麹町区宮城(現皇居)にあった、天皇・皇室の中心施設だった宮殿。
外見は、京都御所を模した木造の和風建築だが、宮殿内は豪華絢爛な和洋折衷の造りで当時の日本の技術の粋を集めた建築物であった。
明治22年(1889年)の大日本帝国憲法の発布式は明治宮殿で行われた。
第二次世界大戦末期の昭和20年(1945年)5月5日の米軍空襲で焼失。戦後しばらくは昭和天皇の意向で宮殿再建は後回しとなり、昭和43年(1968年)に現在の新宮殿が竣工するまで宮内庁庁舎の一部が仮宮殿として使用された。