「『想い』なんて足枷 割り切れない奴は沈んでいくだけ」
「バレーは全部繋がっている」
「俺に強みがあるとするならここにいる皆ほどバレーも仲間も好きじゃないこと」
概要
プロフィール
クラス | 鴎台高校2年6組 |
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ポジション | ミドルブロッカー(MB) |
身長 | 190.4cm(高校2年1月現在) |
体重 | 80.8kg(高校2年1月現在) |
誕生日 | 2月3日 |
好物 | 具が大きいシュウマイ |
最近の悩み | 姉の彼氏ノロケうっとうしい |
CV | 宮崎遊 |
人物
鴎台高校バレーボール部二年生。背番号6。
白鳥沢の10番のように、名前が判明する前から度々星海と共に登場しており、読者からは『鴎台の6番君』などの通称で呼ばれていた。
決して振られる事のない安定したブロック技術から『不動の昼神』の異名を持つ高校最強ブロッカー。
(本人は「本当は素早いのに動けないみたいで嫌だ」とこの二つ名を気に入っていないらしい)
日向の「ドンジャンプ」や烏野の多彩なコンビネーション攻撃を見抜くなど、ブロッカーとしての抜け目の無さが窺える。
星海の事を『光来くん』と呼び、先述したように彼と行動を共にする事が多い。
身長について指摘され反論する星海に「小さい事が不利なのは事実なんだから」と言い放つなどオブラートに包まない率直な物言いが多い。
どんなに追い込まれた状況でも決して動じない落ち着きと冷静さを持ち、そのメンタルこそが彼の『不動』のプレースタイルを支えているようだ。
過去
昼神は幼い頃から父、母、兄、姉…家族全員がバレーに打ち込む家庭で育ち、自身もバレーボールを始めるようになった。恵まれた体格もあってかメキメキと実力をつけ、世界的な選手になる事も夢見ていた。
中学も勿論バレーの名門校である優里西中学に進学し、早くからレギュラーとして活躍し、最優秀選手賞を獲る事もあった。
しかしそれ故にか、彼はあまりにも己に厳しくなってしまう。自分のミスはもちろんチームメイトのミスに対しても「自分が悪い」と思い込んでしまう程になる。
自責が収まらない昼神が帰り道、「この手が悪い」と考え、コンクリートの壁に拳を擦りつける自傷行為に及んでしまう。その時、止めに入ったのが当時控えメンバーであった星海だった。
「もしかしたら俺 あんまバレー好きじゃない」
と零す昼神に星海がかけた言葉は彼にとって意外なものであった。
「じゃあさ やめたらいいんじゃね?」
「やめても死なねぇ」
その言葉を聞いて視界が開けた昼神。
「いつでもやめられる」「ミスっても死なない」、それまで周囲の期待などが重荷になっていた昼神はこれによって重荷を下ろし、彼の冷静かつ着実なプレースタイルが築かれたのである。
なお対戦相手の烏野の東峰旭は昼神と対照的に「仲間が重荷であった事があるか」と述べて仲間の期待を背負って攻撃を決めている。といっても「仲間の期待を背負う」「仲間の期待を背負わない」、どちらが正しい・偉いなどという次元の話ではない。あくまでプレイスタイルの違いであり、どちらが上でも下でもない。
侑、治とも対戦経験があるらしく、昔の鬼気迫る姿とは全く違う雰囲気に二人も一瞬誰だかわからなかったようだ。
尚、現在は茶色の短髪だが、中学時代は坊主頭にしていた。
その後
高校卒業後は大学の獣医学部に進学した。今後は自分のミスで誰かが死ぬかもしれないという責任を感じながら過ごしている。
また、前述のバレープレーヤーである兄がシュヴァイデンアドラーズのキャプテンとして登場している。