概要
将棋漫画「バンオウ-盤王-」の主人公。
和島将棋教室常連のアマチュア将棋指し、そして生まれながらの吸血鬼である。
人物
将棋好きでかなりのお人好し。300年前に将棋と出会い、その魅力に取り憑かれひたすら地道に指し続けた結果、アマチュアには並ぶものが居ないほどの実力を身に着けた。
作中に登場するインターネット将棋対戦ゲーム、将棋ロイヤルで『GEN』というネームを使い、ゲーム内で唯一十段に到達した伝説のプレイヤーとなっている。
人間に対するリスペクトが篤く、長命種である自分自身に比べて持っていない物を持っている、と認識している。
たとえ自分が勝利した対戦相手でも、年単位とは言え自身に比べて短い時間で強くなることに対して畏敬の念を現す事を惜しまない。そのような人柄からかおじさんによくモテるとのこと。
将棋指しとしての才能は無い事が作中で度々言及されている凡才だが、それを補って余りある情熱と300年積み重ねた経験値、そして何より努力と尊敬を忘れない人柄でもって人間に食らいつき、人間を惹きつけている。
吸血鬼らしく日光に弱いが身体能力は人間の域を遥かに超えて高い。鏡には写る。
経歴
推定年齢550才。本人も正確な年齢はおぼえていない模様。
吸血鬼の正体がばれることを恐れ、定期的に河岸を変えながら生活しており、仕事も日雇いのようなことをしていた模様。作中では工事現場のアルバイトやコンビニの深夜アルバイトに就いていた。
ここ十年ほどは和島将棋教室の常連とかしており、周りには今年で35歳になる計算で年齢については話している。しかし不老の肉体のため外見的には20代に見える。
アマチュア竜王戦の東京都予選に出場していた事から住まいは東京都内である模様。二階建てアパートの角部屋であり、室内にはテレビ、ローテーブル、布団、パソコン以外に家具らしい家具はなく将棋関係の本や新聞とトマトの箱が山積みになっていた。
各地を転々とする生活を送っているからか、衣服も常に黒い長袖のTシャツにジーンズ、冬はスタジャン、スニーカーで固定されており、竜王戦に出場するまでスーツを持っていなかった。
過去には『元四郎(げんしろう)』と名乗っており、150年前に交流があり近年再会した吸血鬼の鈴木聡からは、現在もそちらの名前で呼ばれている。
関連タグ
元四郎……別名。