概要
日本では未成年者飲酒禁止法で、未成年の飲酒が禁止されている。
この法律では、未成年と知りながら酒類を提供した店側が罰則を受ける。
酒を飲んだ未成年側(法的に成人な18・19歳も含む)に法的な罰則は存在しないものの、以下のような制裁が加えられる。
- 中学生であれば高校への、高校生であれば大学への推薦入学試験受験が不可能になる。更に私立中学と高校では停学や退学処分が降される
- 高卒で就職していた場合は解雇
- 芸能人として活動していた場合、事務所との契約を解除される
これは学校の教育指導処分権、もしくは自由契約に基づくもののため、合法な処分である。
また学校に限らず、親権者や監督代行者が未成年者の飲酒を知りながら制止しなければ、科料という処罰を受ける（未成年者飲酒禁止法第３条２項）。メイン画像のように第三者が未成年に飲酒を勧める場合は罪には問われないものの、未成熟な子供がアルコールを摂取すると心身に悪影響が及び、最悪の場合「急性アルコール中毒」になりかねない為、絶対にさせてはいけない行為である。ましてや強要など問題外である。
二次元では東方Projectなど未成年と思われるキャラクターが飲酒している様子が見受けられるが、これらはあくまでフィクションであり、そもそも未成年じゃなかったり、日本じゃなかったり、年齢の概念や体の構造が異なっていたりと定義が曖昧なので、くれぐれも現実と混同してはいけない。
フィクションでの未成年の飲酒描写は、同じ違法行為の殺人などと比べても厳しく制限されている。原作でそのような描写があった場合たとえ深夜放送であってもオミットされる(※)事も多い。これは真似される恐れが高いからであろうか、
お酒は二十歳になってから。(日本国内での話)
※『美少女戦士セーラームーン』では月野うさぎ(14)が飲酒(ジュースと間違えた)したことがあり、規制が緩かった旧アニメではそのままだったが、Crystalでは疲れて寝込むシーンに差し替えされている。
関連イラスト
- 未成年飲酒
- 未成年(？)飲酒
