概要
ストーリー
東方地底電とは、旧都高速度鉄道営団の愛称。
東方旅客鉄道構想は、幻想郷が持つ特殊事情により挫折したが、地底にある旧都では、飛ぶには狭すぎる隧道も何箇所か存在し、また、隋道における落石事故も頻発していた。更に、地獄移転後に地霊達によって無計画に掘られた隧道も何箇所か存在し、遭難者も相次いだ。
そこで、守矢神社の二柱は、かつての東方旅客鉄道構想に改良を加え、地霊殿の了解と協力を得た上で、営団を立ち上げた。株式会社ではなく営団としたのは、地霊殿が関わっているという点と、既に幻想郷入りしている言葉を使う事で、幻想郷内での計画のスムースな進行を狙うといった理由があった。
しかし、規格制定が難航し、八坂神奈子は、第3軌条集電標準軌の、東京メトロ銀座線と同様の規格を、洩矢諏訪子は架線集電標準狭軌の、JRなどで採用されている規格を、河童は独自開発の水力ケーブルカーを、それぞれ主張している。
二柱も河童も頑固で譲らないため、この計画は現在、事実上の凍結状態にある。