CV:白石涼子
概要
バイトをしながら謎の旅を続けている神出鬼没な19歳の青年。
女性的な外見と声色のためよく女の子と間違われるが、本人は男らしく生きたいと思っている。極端な世間知らずで傍若無人なところがあり、アルバイトが長続きしない。たまにポエットめいたことをつぶやく。
『CLANNAD』に於ける隠しキャラクターのような存在である。その理由としては彼の登場条件が難しいことが挙げられる。彼を登場させるには4月21日に早く目覚めた際に敢えて「遅刻する」、という選択をした上で次に現れる一見無意味そうな選択において「右に跳ぶ」を選択しなければならない。登場させればほぼ彼のルートに突入するのだが、他のキャラクターのルートを進めていた場合はアウトであるし、更には彼に出会う前に芳野祐介を手伝っておかなければその時点でバッドエンドが確定する。
孤児であったが足が速く陸上に於いて活躍していた。しかしながら骨肉腫、即ち癌に掛かり陸上をやめることになり、更には足を切除しなければ生きられないと言われているが足は自分にとって大事なものであることから手術を拒否している。彼のルートを進めていく内に藤林椋と恋人同士になるが彼女の説得にもかかわらず足の切除(延いては延命)を拒否している。
ファンブックによると、この柊ルートこそが椋ルートと言っても過言では無いとされている(しかしながら、椋がそれまで好きだった岡崎から簡単にこちらに乗り換えているせいで、人によっては尻軽と言われる由縁になっている)。
またファンブックによれば柊勝平のルートは本来AFTER STORYでやろうとしていたが渚ルートを進行していると柊ルートに入れないことから急遽学園編で決着をつけるようにしたようである。また本来柊勝平は死んでしまう(伊吹風子と違い復活しない)予定だったようである。
そのため、アニメ版ではサブエピソードとして制作されることもなく一切登場しなかった。
14年の奇跡
2022年4月13日放送のkey作品クロスオーバーアニメ『かぎなど』第13話(2期1話)にて、アニメ放送から14年目で念願の初出演を果たす。声優はゲームと同様に白石涼子が担当している。
同話では、1期でOPナレーションのみの登場だったことに腹を立てた霧島聖や加島桜ら不遇四天王(なお、残り3人に該当する岡崎直幸と橘敬介、八百比丘尼は満足したため登場せず)が、前半戦で出番の多かった主人公3人と春原陽平と西園美魚の5人を3か月(事実上1クール分)閉じ込めようとしていた際に現れる。
この時、春原は(ゲームでの記憶があるのか)すぐに気づいて名前を言っており、それを見た美魚が腐臭を感じ取り凝視している(なお、主人公である岡崎はなぜか主人公たちの影にうっすら映る程度だった)。
そして今回初出演で、出られなかった14年の立場を自虐的に紹介し、初出演も新規登場と全く関係ない外伝だったことを更に自虐したため、その場にいる7人全員(に加え加島桜の操る魔物達まで)土下座して謝らせた。
そして本編以降の再登場を期待しつつも、叶わないことを悟った涙を見せ第1話を終えた。