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極魔界村

ごくまかいむら

2006年8月3日にカプコンから発売されたPlayStation Portable用アクションゲームソフト。
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2006年8月3日にカプコンから発売されたPSP用ゲームソフト。1年後の2007年8月2日には価格を引き下げ、従来のスタイルのモードを搭載した『極魔界村 改』(ごくまかいむら かい)が発売されている。


カプコンの看板アクションゲーム『魔界村』シリーズの第4作。シリーズ生みの親である藤原得郎がディレクターを担当している。1991年にスーパーファミコン向けにリリースされた『超魔界村』から数えて15年振りとなる完全新作であり、グラフィックやサウンドは大幅に強化されている。また、従来のオーソドックスな2ダメージ制・2週制のシステムに代わり、その場での復活や鎧の耐久値を持たせたモード、武器や鎧、盾の増加、探索要素の採用など新たな試みも取り入れられている。


システム編集

上撃ち・下撃ちや二段ジャンプに加えて、ぶら下がりやダッシュ移動など、多彩なアクションが可能になった。また、武器や魔法、鎧の種類も増えたほか、しゃがむことで一部の攻撃を防御できる様になる盾も導入された。


武器や魔法も仕様が変更された。武器は「POW」というアイテムを取ることで威力や連射性、射程距離が上がる。魔法は各ステージに隠されている魔力水晶を手に入れることで使用可能になり、共通の魔力ゲージを消費して発動する。また、鎧に応じて魔力Lvが上昇し、魔力がより強力となる。


最大の変更点はゲーム性その物の変化である。隠された33個の「光のリング」を全て集めることで初めてラストボスとの戦闘が可能になる、各ステージに点在している材料を魔女に渡すと特殊アイテムが入手できる、など探索要素を強く打ち出した内容となっている。


ゲームモード編集

本作では、3種類のゲームモードが用意されている。


オリジナルモード編集

基本のモード。鎧に耐久力が設定されている、ミスした場合もその場で復活できるなど、従来とは異なる仕様になっている。


ビギナーモード編集

初心者用に、以下の様な調整が加えられたモード。

一部のトラップが作動しなくなる。

敵から攻撃を受けても吹っ飛ばなくなる。

ミスした際に、武器がパワーアップした状態で復活できる。


アーケードモード編集

上級者用に、以下の様な調整が加えられたモード。

従来通り、敵の攻撃を受けると鎧が一撃で剥がされる。

ミスした場合、ステージの最初からやり直しとなる。また、そのステージで取得したアイテムも再び集め直す必要がある。


改での変更点編集

『改』ではオリジナルの『極魔界村』に加えて、旧作に近い仕様へと調整が施されたモードが搭載されている。


従来のように2周制となり、探索要素は補助的なものへと仕様変更。

  • 敵の出現位置や耐久力を再調整。
  • 鎧(特に魔の鎧)と盾の性能を変更。
  • 魔力の発動方法を従来のようにタメで発動に変更。タメの速度は魔力によって変わる。
  • コンティニューは回数制。「光のリング」は3個獲得でコンティニュー回数が増える仕様に変更。
  • 2段ジャンプが最初から使用可能、ダッシュを削除など、アーサー自体の性能も変更。
  • 一部魔力やアイテムの消去。

ステージ構成編集

今作はステージが全部で五つとかなり少ないが、その分ステージ内がかなり長いものとなっている。さらに今作ではステージ1から3まで中ボスが存在する。


ステージ1 魔の森~血の巣窟編集

前半は暗く多い茂った森の中を突き進む。後半は赤く染まった血の川の上を渡っていく。


出現モンスター

レイス:布を纏った幽霊のような魔物。ゾンビ的な立ち位置で地面や空中から現れ、炎を放ってきながら襲ってくる。

ヘルハンド:地面や至る所から伸ばしてくる邪悪な手。

ボーンクロー:ガイコツと化したカラス。

スケルトンキラー:頭蓋骨だけで地面に転がっているがしばらくすると体全体が出現し、飛び跳ねながら襲って来る。

スケルトンナイト:スケルトンキラーの別タイプ。盾を構えているので正面からは攻撃を受け付けない。

グリーンモンスター:魔界村に登場した人食い植物。

ブラッディアイズ:飛んで襲ってくる目玉の魔物。

スタンパー:目玉が付いた木の魔物。倒さないと先に進めない。

キラーフィッシュ:トビウオのような魔物。

ブラッディモンスター:グリーンモンスターの強化版。

ヴェノマンダー:とぐろを巻いた巨大な蛇。

マンチスパイダー:巨大な大蜘蛛。

マンチスパイダーチャイルド:マンチスパイダーの子供。

ミノタウロス:半牛半人の怪物。


中ボス:ソーサラー

ヤギの頭蓋骨を被った呪術師。手から炎や魔法を出してくる他、ヘルズハンドも召喚してくる。


ボス:アースラー

長い足を持つ魔物。足で相手を踏みつけたり、よだれを垂らして攻撃してくる。



ステージ2 嵐の砦~死の古城編集

前半は雨と暴風が吹き荒れる古びた砦を通り抜ける。後半は不気味な城の内部を動く足場で進んでいく。


出現モンスター

スケルトンキラー

スケルトンナイト

グリーンモンスター

メルトバッハー・ウォーム:炎を吐いてくる巨大なミミズの魔物。

ヘルハンド

ジャイアント・グレー:一つ目の巨人。耐久力が高く、ジャンプして地面を揺らす。

タランバット・トルーパー:集団で襲ってくるコウモリ。

レッドアリーマー:魔界村シリーズではおなじみの最強のザコ敵。

ブラッディドール:全身が赤い小さな人形。

ヘルフェイス:霧状で現れる大きな顔。

糸草柱:道を塞いでる金色の長い植物。

ショッカードラゴン:電気を纏った竜の魔物。

ブラッドブレイン:空中に浮いている謎の物体。

死の糸草:接近すると襲ってくる黄色の植物。

スクイーダー:塵で出来たイカのような魔物


中ボス:塵のマントイーター

塵が集まってできたエイのような魔物。口から火の玉を放ってくる。


ボス:デスカース

一つ目の大きな影の魔物。周りを飛びながら雷を落として足場を消したり、影になって高速回転しながら弾を吐いてくる。



ステージ3 腐敗の沼~地の底の死海編集

前半は謎の緑の液体がたれ流れる沼地帯を進んでいき、後半は神秘的な洞窟の中を進んでいく。


出現モンスター

ゾンビ:魔界村シリーズお馴染みのザコ敵だが、今作ではやや遅めのステージ3からの登場である。

ブラッティモンスター

スタンパー

ブラッティアイズ

ジャイアント・スラジ:ジャイアント・グレーの強化版。

ヴォルテクス:天井から釣り下がっている球体。

ボーン・キラーフィッシュ:キラーフィッシュが骨と化した物。

フライングドラゴン:風を纏った竜の魔物。

ヘルハンド

赤のレイス:レイスの強化版。動きがステージ1の時より早い。

アーマーイーター:鎧を食べる口の魔物。鎧状態の時のみ現れる。

アドルス:オタマジャクシのような魔物。

ミノタウロス

メルトバッハー・ウォーム

狂った堕天使:空中から急降下して火炎弾で攻撃してくる。


中ボス:スラーゲル:腐ったナメクジの魔物。地面または天井で這いずり回ってから現れ、泡を吐いてくる。

    ブラックドラゴン:全身が黒いドラゴン。穴から現れ飛び回った後別の穴へ戻るのを繰り返す。飛び回りながら炎や魔法弾も吐いてくる。


ボス:ヴァーミラス

巨大な空飛ぶノミの魔物。アーサーを見つけると突っ込んでくる。また体からフリーフライという小型のノミのような魔物を生み出してくる。



ステージ4 灼熱の魔山編集

マグマの流れる灼熱の火山地帯を突き進んでいく。


出現モンスター

キラードール:ブラッディドールの強化版で全身が青い。

キャリバーン:遠くから無数で現れる翼竜。

ヘルフェイス

狂った堕天使

フライングドラゴン

ショッカードラゴン

マンチスパイダー

レッドアリーマーダーク:レッドアリーマーの強化版で耐久力が高くなり、急降下が掴んで叩き付ける攻撃になっている。


ボス:スパイラル・マントルーダ

目玉の付いた手の魔物。周りの炎の中から手を伸ばして襲ってくる。



ステージ5 暗黒の大魔宮殿編集

魔物たちの本拠地の城でこれまで戦ったボスが登場する。


出現モンスター

ミノタウロス

スケルトンキラー

スケルトンナイト

ヴェノマンダー

アースラー

デスカース

ブラッディモンスター

ヘルハンド

アーマーイーター

ショッカードラゴン

ヴァーミラス

スパイラル・マントルーダ

レッドアリーマー

レッドアリーマーダーク


ボス:ダークアスタロト

かつてアーサーに敗れ去ったがパワーアップして蘇った魔王。以前よりかなり巨大化しており、さらに今作では翼が生えて浮遊できるようになった。


ラスボス:暗黒魔王ハデス

上半身しか出てこないほどの巨大な暗黒の大魔王。手で地面を叩いて揺らしたり押し潰し攻撃などをやってくる。ある程度ダメージを与えると地面を破壊して第2形態に入り、指先からのレーザーと誘導弾で攻撃してくる。

勘違いされがちだが『帰ってきた魔界村』の真のラスボスは深魔界大王であって彼ではない。

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