概要
1981年に製作されたスプラッター映画であり、実写映画版スパイダーマンで有名なサム・ライミが、当時若干22歳で監督を務めた監督デビュー作品である。
公開から30年以上経過した今でもカルト映画のランキングで上位に入ることが定番となっている。
特殊メイクの技術が発達していなかった当時でもオートミールなどを使ってグロい死体を作り上げてホラー映画ファンを虜にした。
また、低予算ながらも大ヒットした傑作でもあり、後にサム・ライミ監督が「スパイダーマンは死霊のはらわたの400倍以上の予算があった」と語っていた。
ちなみに原題は"The Evil Dead"。
1973年の映画"Flesh For Frankenstin"は『悪魔のはらわた』、1977年の映画" Cross of Iron"は『戦争のはらわた』という邦題をつけられているが、前者はフランケンシュタインもの、後者は戦争映画であり、『死霊のはらわた』とは内容も製作者も無関係である。
あらすじ
休暇で森にやってきた5人の男女は廃屋の地下で“死者の書”を発見。
やがてテープレコーダーに録音されていた呪文によって、死霊が復活してしまう。
死霊に乗り移られた者は他の者を襲撃。阿鼻叫喚の中、主人公であるアッシュは必死の抵抗を試みるが……。
シリーズ
のちに続編が数本製作され、更にはリメイク版やTVドラマ版も作られた。
一作目はホラー映画として鑑賞できる。が、二作目はコメディ混じりのホラー映画、三作目に至ってはホラー混じりのコメディ映画とも言えるほどギャグの割合が大きくなっていく。
- 『死霊のはらわた』(1981年)
- 『死霊のはらわたII』(1987年)
- 『キャプテン・スーパーマーケット(死霊のはらわたIII)』(1993年)
- 『死霊のはらわた』(2013年):フェデ・アルバレスによるリメイク作
- 『死霊のはらわた リターンズ』(2015年)
- 『死霊のはらわた ライジング』(2023年)