解説
「殺人姫」とは、2D格闘ゲームエンジン『M.U.G.E.N』に登場するキャラクターである。
「東方Project」に登場するキャラクターである十六夜咲夜の改変キャラクターとなっている。
制作者は、アドベントチルノ、グローリアなどを手がけたプレート氏。
コンセプト
「もしも十六夜咲夜がレミリア・スカーレットと出会わなければ」
……というif設定のもとに作られたキャラクター。
表向きは優秀な女子高生だが、本性は夜な夜な「殺しても大丈夫そうな人間」を探しては、快楽のために殺害・解体し続けるシリアルキラー。学生のためか、メイド服ではなく水色のネクタイと濃紺の制服を着用しているが、同時に咥え煙草にロングコートという年頃に不相応なものも見受けられる。
またキャラクター性も「切り裂き魔」という一面を強く打ち出しており、瀟洒というよりは“狂気を孕んだダークヒロイン”といった雰囲気が強い。
得物は咲夜改変キャラ定番のナイフに加え、コートから獣のような“異形の影”を出現させる能力も持つ。
プレート氏からのキャラ解説曰く、「時間停止の能力が成長し過ぎて空間さえも弄れる」「裏世界で生きてきたために精神が崩壊(特に「怒り」と「哀しみ」の感情が欠如)しかけている」「その行き着く先は『暴走』か『死』」など、半ばダークを通り越してブラックな印象である。
なお性格は「原作の咲夜から“プライド”と“勝気さ”を抜いた感じ」らしい。
要するに、総じて某同人格ゲーのポエマー風な咲夜さんなのである。
と言うか、一部の技には彼の物がいくつか有る。
操作性
超スピートとナイフ攻撃によるテクニカルタイプ。
技の判定の強さを生かしたガン攻めキャラであり、空間操作によるワープなどで相手の裏に回ることを得意とする。その分、この手のキャラによくある紙装甲だったりするため、調子に乗っているとサックリとやられてしまうことも……。
発表当初は強すぎると批判が大きかったため、アドベントチルノ共々弱体化され、現在は「強レベル」(一般的な格ゲーにおけるボスクラス前後)程度に収まっている。
またそれとは別に、CPUの12Pカラーで「狂クラス」(格ゲーのプロでも音を上げるレベル)の凄まじい強さを発揮することも可能。
この際には体力が減るごとに、スペルカード戦のように次々と技を繰り出してくる。
関連イラスト
関連タグ
MUGEN M.U.G.E.N 東方Project 十六夜咲夜 プレート