ゲーム紹介
SEモバイル・アンド・オンライン株式会社が運営する、PCブラウザゲーム「俺タワー」からスピンアウトした新しい世界観のスマホゲームアプリ。通称「毎こつ」「毎タワー」「こつタワー」等。
当初のゲーム画面は縦長で、ゲーム自体も前作から大幅に簡略化された別物となっていたが、天然タピオカで物理学の大統一理論を説明する、といった尖ったシナリオで人気を博し、2020年にはDMMGAMESへ凱旋する事になった。
2021年10月7日には大型アップデートを行い、PCブラウザ版になる。
縦長だったゲーム画面が横長になり、ゲームシステムも前作に近くなった。
世界観
前作で「魔塔建築士」が活躍した世界とは別の時空での物語。
この星に住まう人々は、「地脈瘤(ちみゃくりゅう)」という現象に脅かされていた。
「地脈瘤」とは森や岩、または埋没した太古の遺跡や廃墟が
地中から突如湧き出し激しい地形変化を起こす現象で、
人々は長年、家財や生命を「地脈瘤」に奪われ続けているのだった。
そんな「地脈瘤」から人々を守るためにある職業が発展していた。
職業の名は「魔導錬築士(まどうれんちくし)」。
建姫と呼ばれる、建築重機や工具の聖霊の力を借りて地脈瘤の発生を抑え、
その際に採れる資材を利用して人々の育みに役立つ建築物や建具を錬成する職人集団である。
だが、この星になくてはならない「魔導錬築士」は、地位や名声も高まり…
したがって目指す若者も増えたことから未熟な職人や悪徳業者が跋扈する事となる。
事態を重く見た国家は、厳しい統制による等級分けと、免許制度を実施し、
巨大な建築物などは、最高級位の一部の「魔導錬築士」にしか許されていなかった。
塔の建築など夢のまた夢…
そんな開業したばかりの駆け出しの「魔導錬築事務所」から、何やら騒がしい声が響いていた。
(以上オープニングより)
プレイヤーは、駆け出しの「魔導錬築士」、通称オヤカタとなり、「建姫」とともに「地脈瘤」を解体して資材を集めたり、襲い来る魔物から拠点を防衛したりしながら、空から現れた迷子の少女「建姫」トランを故郷に還す為、塔(どちらかというと「やぐら」に近い)を建築していく。
建姫、チビ建姫
本作の建姫は、資材採集や防衛戦の画面では2頭身にデフォルメされた「チビ建姫」の姿で表示される。通常の立ち絵はホーム画面や図鑑で見る事が出来る。
前作にあった入浴、軽傷、酩酊姿は当初未実装だったが、2017年9月7日に温泉が実装されて入浴姿が、2018年12月20日にCUPエーテルが実装されて酩酊姿が、そして2019年4月25日に防衛戦のバトルシステムがブラウザ版に近い仕様に改修されて軽傷姿が、再び見る事が出来るようになった。
種類
前作のように元となった工具&重機の大きさから大まかに分類した「種族」ではなく、N,R,SR,SSRのレアリティと、灰(解体&集積系)、緑(伐採&整備系)、赤(掘削&牽引系)、青(斫り&圧力系)、紫(測量&整地系)の「属性」で分類される。
建姫の入手方法
ガチャ
正式名称「ガタガタ言わんとチャッチャと働かんとヤバイ兄ちゃん呼ぶでマシーン」。
資材を使用する「銀ガチャ」、「ジュエル」を使用するR以上確定の「金ガチャ」、チケットで回すR以上確定の「チケットガチャ」がある。
チケットには通常のガチャチケット、特定のレアリティ以上確定のものの他に、時折配布される名前に「く」のつく建姫のみが出る「くのチケット」がある。
イベント
戦闘イベントと修復イベントがある。
戦闘イベントでは戦闘に勝利するとポイントが貯まり、一定回数戦うごとにシナリオが進む。
修復イベントでは専用資材を集めて建物を修復していき、規定階層の修復を完了することで同様にポイントが貯まる。
報酬建姫はポイントを一定数以上貯めることでイベント期間中だけ使用可能になり、さらに一定以上イベントを進めるとそのまま永続して仲間に出来る。
システム
軽傷、破損
初期のバトルシステムでは交戦中に体力がなくなれば勝手に撤退するだけであり軽傷はなかったが、2019年4月25日にバトルシステムがブラウザ版に近いターン制バトルに改修されたと同時に「HPが半分以下になると軽傷状態になり、この状態からダメージグラフィックに差し替えられる」という仕様が復活した。
なお破損しても類似ゲームのようなキャラロストの概念は無く、「防衛戦でHPが0になったキャラは、色々と嫌になって撤退します。」とのこと。
休憩、疲労度
同じ建姫に連続で資材を集めさせ続けたりすると徐々に疲労が溜まっていき、ステータスが若干低下してしまう。大まかな疲労度は編成画面の「テモット」の減少で知ることが出来る。
リニューアル後は、汗マーク等のアイコンで表示。
疲労は班から外して時間経過で回復する他、コーヒーやエーテルで回復する。アイテムは休憩所は無い為、編成や育成の画面の他、限界が近くなった建姫の頭上のメッセージから直接与える。
また建姫の属性毎に得意な地脈瘤があり、得意分野では疲労が溜まり難くなっている。
温泉
作業中やイベントの報酬等で貰える温泉チケットを消費して建姫を入浴させる事が出来る。
当初は入浴前にバトルの勝利が必要であり、入浴する建姫も班の4人のうちランダムだったが、2019年4月25日のアップデートで温泉バトルが廃止され、班の1番目に編成している建姫が入浴する仕様になった。
リニューアル後は全建姫からランダムで入浴する。
こちらでも入浴中に視察した場合に入浴していた建姫の疲労が消え、高揚状態になる。こちらは時間経過で効果が切れる。
敵
- ポテン…ドラクエスライムに触角が生えたような姿のモンスター(?)、最弱どころか味方建姫を強化してくれる事さえあるが、こちらからは攻撃しか出来ないという理不尽な存在。ドラクエスライム同様マスコット化され、ゲーム世界では、ぬいぐるみが人気商品になっているようだ。モンスターとは…。
- キャッサバ…上記ポテンと違って、ガチの敵ユニット。魔改造され手足が生えたメカっぽい姿で攻撃してくる。
- タピオカ…この世界では、高級品が天然、安物は養殖である。
- オカピ…オカピのような脚が生えた、陸生のタピオカ。
- 数字
- シャケ…頭と尾びれが付いた状態ではなく、切り身の姿で攻撃してくる。派生種に飛行機のような翼が付いた飛行型、履帯が付いた陸戦型がある。
コラボ
今作でもニパ子が参戦。2017年7月20日から8月3日まで行われたイベントの報酬として仲間にできた。
運営
運営の対応の早さに定評がある。
2023年3月23日のイベント、「薄紅の春咲き誇り見る刹那望天に散る~桜クライシス~」では、クレームがあったとして開始半日でイベントシナリオを丸々差し替えた。
あまりの速さに元のシナリオを見れていないオヤカタ(=プレイヤー)が続出、「差し替え自体がねたなのでは?」のような感想も出たが、そんな憶測が違和感無い程、普段からフットワークが軽い。