CV:唐沢潤
該当事件
「山荘包帯男殺人事件」
人物
24歳。人気の脚本家であり、「青の王国」の脚本を手掛けた人物。
大学時代は映研の部長であり、脚本と監督を務めていた。
映研に仲間たちと普通に接するが、自殺した徳本敦子の話になるとヒステリー気味になる。
また、蘭を襲った包帯男に対しては悪戯と割り切れる事を言ったりなど無神経にも程がある人物。(単に冷静だっただけと考えられなくもないが、危ない目にあった人がいるにもかかわらず配慮がない上に言い方が悪すぎる)
その後は包帯男に連れ去られ、虐殺斬首され殺害された。
連れ去られる前に、自分の部屋の扉の下にあって手紙を見て、何かに焦っている様子だった。
角谷弘樹とは学生時代交際していたようで、角谷は知佳子に対しまだ好意をもっていたようだが、知佳子の方は冷たくあしらっていた。
結末
「青の王国」は敦子が書いた作品「空色の国」の盗作だったため、彼女が自殺する原因を作ってしまう。
それが原因で 犯人から『「青の王国」の秘密をバラされたくなければ森に来い』と言う内容の手紙で森の中に呼び出されて、斧で首を切断された後、首と両手足を切断される。角谷が胴体を起こそうとした瞬間に首が落ちるシーンは多くの視聴者にトラウマを植え付けた(ある意味良い気味ではあるが)。
殺されたとはいえ、蘭が包帯男に襲われたことを怖がらせるためのイタズラと決めつけた。
敦子を自殺に追い込むつもりまではなかったようだが、その後盗作してしまったことを自ら告白したり、受賞を辞退する、脚本家としての仕事を辞める(あきらめる)などせずに、敦子の話をヒステリック気味に終わらせようとするなど自殺に追い込んだことについて全く反省しておらず、むしろ彼女が自殺したことで盗作がばれることがなくなったと考えていたようである。
仮に知佳子が反省していたなら犯人にも殺されずに盗作の事実の公表で済ませていた可能性もあるため、同情の余地はかなり無いだろう。
もっとも、仮に犯人が復讐に走らなかったとしても名声を維持するためにデビュー作に匹敵する脚本を自力で作り続けなければならない未来が待っているのは想像に難くないが。
事件後、犯人が自首した事で「青の王国」が盗作であることが公になり、公開中止と封印作品になり、賞がはく奪され地位も地に落ち、映画関係者の緊急会見が行われ、自殺した敦子の遺族に(おそらく千佳子の死亡保険金での)慰謝料が支払われると思われる。
余談
因みに犯人は彼女に対し「あのメスブタ」と言っていたが、アニメでは放送コードにひっかかるのか「あいつ」にへと変更された。
おそらく彼女の殺され方のエグさと犯人が隠蔽に使ったトリックの生々しさからこのエピソードは今では再放送不可能だろう。
コナンでは度々首を斬られて殺される被害者は彼女を含め、コナン本編では3例登場しているが、腕や脚も斬られるのは彼女が唯一。
ついでに彼女は本作では初となる女性被害者である。
関連タグ
怪盗紳士の殺人:『金田一少年の事件簿』のエピソードの1つであり、被害者の1人が千佳子と同様に盗作が原因で殺害された。
岸田:第1話で首を飛ばされて殺害された被害者。
竹田繁:『県警の黒い闇』に登場した長野県警の刑事。こちらは殺害された後に首を切断された。
青は藍より出でて藍より青し:この故事成語と時系列が逆。