声・田村ゆかり
著莪あやめと同じ丸富大学付属高校2年にして同高生徒会長。沢桔鏡の双子の姉で区別のポイントとして、長い銀髪の半ばから緩やかなカールがかかっている。
肩書とは裏腹に夢と現実を混同し奇矯な発言を行うが、語彙が不足しているため「それはまるで・・・」などと頻繁に言葉が詰まる。また嬉しいときも言葉に詰まる。そんな時は鏡の助言でうまく切り抜けているが、何故か悲しいときは滑らかに言葉を発する。
ちなみに性的な事に関する語彙力は妙に長けており、危ない単語を口にしては鏡を唖然とさせる。しかし、その大半が意味を履き違えている。
彼女もまた毎晩半額弁当を狙う狼で、鏡と共に「オルトロス」という2つ名を持つ。
幼い頃、親の会社が経営するスーパーマーケットを遊び場にしており、その時見かけた狼達の戦いを目撃してから、彼らの世界に踏み込んだ経緯を持つ。
故に狼としてのキャリアはメインキャラの中で長い方にあたる。
買い物カゴと姉妹のコンビネーションを活かしたその実力は、「佐藤洋」達西区の凄腕が束になっても勝てない程。
あまりの強さに3年前に住んでいた夢広町の狼達から敬遠され、一時狼を休止していた。だが二階堂連の残したガブリエル・ラチェットのデータベースで、槍水仙の存在を知ってから、狼の活動を再開し、近隣のスーパーに現れるようになる。