「ーー先ほどの会話のためにHiMERUが消費した酸素を返してください」
「ぎゃはは、キスでもしろってのか?」
概要
スマホアプリあんさんぶるスターズ‼︎に登場する天城燐音×HiMERUの腐向けカップリング。
※このタグを用いて投稿する場合、腐向けタグとの併用や、あんさん腐るスターズ!などの棲み分けタグの使用が望ましい。
ともに2019年11月9日に発表された新キャラクターであり、2020年3月15日に実装された。『COSMIC PRODUCTION』の『Crazy:B』に所属している。
身長は燐音がHiMERUより3cm高く。体重はHiMERUの方が5kg軽い。
呼び方は
燐音→メルメル、メルリン、HiMERUっち、HiMERU
HiMERU→天城、燐音
2人ともその場の状況で呼び方を変えている。
性格は軽佻浮薄な燐音、冷静沈着なHiMERUで一見正反対。
しかし、両者とも世間から外れたマイノリティであり、目的のためには手段を選ばないなど
共通点も多くみられる。
ステージ上で2人はダブルセンターを務めている。豪快が売りの燐音と華やかさを得意とするHiMERUが鮮やかに観客の視線を奪っていき、特に「Crazy Roulette」のMVのサビ入り前のライブパフォーマンスは必見⇒これを観て好きになった人は少なからずいるだろう
また「Risky Venus」ラップパートの掛け合いも必聴である。
関係性(ネタバレ注意)※おおまかな時系列順
メインストーリー第2部(夏・Trickstar戦の後~UNDEADライブ乱入)
この頃は一蓮托生とはいえ絆で結ばれた仲間と言うには程遠く、平たくいえば
互いを利用し合う関係である。
47話
「あなたがHiMERUに害を及ぼさず、益を与えてくれる限りは放置しましょう」
「そういう割り切りが良いところは好きだぜェ、メルメル♪」
燐音とHiMERUの会話を初めて見れる場面である。
冒頭から燐音が「暗殺者かお化けかと思った」とHiMERUを揶揄するなど、ギスギスした雰囲気。さらに燐音は副所長から知らされた「HiMERU」にまつわる秘密を握っていることが判明。HiMERUの事情を知っている人は消さなければならないが、益をもたらすCrazy:Bは必要だと
いうHIMERUに「俺っちを消した後、『新しい俺っち』を配置すりゃいい」とまた揺さぶりを
かけるような発言をしている。HiMERUはそんな挑発的な態度に辟易しつつも、燐音に対して
「単なる博打狂いの変人に、HiMERUの運命を預けることはできませんから」と言い、ある程度の
信頼を置いている様子が窺える。
また、ここでは呼び名が
『天城』→名字で呼ぶな『HiMERUっち』→『燐音』→『メルメル』→『天城』と
コロコロ変わる。それぞれにどんな意味が込められているのか、考察がはかどる所である。
ちなみに、(燐音が呼び方を「メルメル」に戻したことをうけて)
「―先ほどの会話のためにHiMERUが消費した酸素を返してください」
「ぎゃはは、キスでもしろってのか?」という美味しいやりとりも見られる。
実は、この発言は『ナイトクラブ』に繋がる伏線にもなっている。
52話では、HiMERUは下品な物言いでUNDEADに喧嘩をうる燐音に苦言を呈しつつも
「―まぁ、仕方ないのでしょう。消えてなくなるよりは、泥の海で足掻くほうが」
と彼の目的を達成するための方法に賛同している素振りもある。
メインストーリー第4部(夏・盂蘭盆会の後~バトルロワイヤル)
ここでは2人の共犯者という関係が強く打ち出されている。
106話では、燐音はHiMERUがCrazy:Bから脱退しないよう、適度にご機嫌取りをしていると
話している。それに対してHiMERUはアイドルとしての格は自分が頂点で、リーダーとはいえ
天城の言うことを聞く義理はないと塩対応。燐音とHiMERUの対等な力関係がよくわかる一幕である。
123話~125話はアイドルロワイヤル開幕の場面。HiMERUは危険な橋を渡ることになると理解しつつも、燐音による流星隊のバッシングに加担。他の『ユニット』への共演依頼やとそれに対する
相手方の返答を文書化してまとめ、加えてねつ造した文章やサミットの映像を燐音の演説に合わせ
表示した。
メインストーリー第5部(夏・バトルロワイヤル後~MDM)
互いがビジネスライクな関係から一歩踏み込む場面である。
156話
「―天城。最初から最後まで、あなたのことは理解不能で腹立たしかったです」
「それはお互い様。でもまァ、相手のことを100%理解しなくても友達にはなれるっしょ…」
Crazy:Bに向けられた悪意を自身に引きつけて消えようとする燐音を、HiMERUが
呼び止める場面。なおHiMERUは病院から「慌てて走ってきた」ようである。
HiMERUは燐音の一連の行動を分析したのちに、「誰かの内側に感情を喚起するのがアイドルならば、あなたは確かにアイドルでしたよ―天城燐音」と言葉をかけている。
「アイドルになりたかった」けれど「大きな流れ」から排除されてしまった燐音に、この言葉は
どれだけ刺さったことだろうか。一方、燐音も「HiMERU、そう名乗ってる誰かさん、最後に話せて
嬉しかったぜェ♪立派なアイドルになってくれよ、願わくは、おまえは『おまえ』として」と
HiMERUの内面に語りかけている。
その後、燐音が色々な人の助力あってESに連れ戻された後は、HiMERUが燐音のことを理解し、共感を示すシーンがみられる。
214話
HiMERUが「お前の存在は間違っている」と否定されて、討伐されることでしか信仰心を
果たせなかった『HiMERU』と燐音を重ねている様子が見られる。
さらに、223話では
「HiMERUたちは、そんな『はぐれもの』の集まりです。だからこそ、天城―あなたに共感し同じ巣を守り、その周辺で楽しく飛び回り遊び回れたのです」
と燐音の考えに共感していたことを直接伝えている。
以上のように、メインストーリーで二人の関係性は大雑把に言うと
「利害の一致、不干渉」→「共犯」→「理解、共感」と変化してきたといえる。