そりゃ俺だって本音を言えばね
好きな玉、嫌いな玉あるよ。
ただ、そんなこと言ってらっんない
あの~ 勝負の時があるんだよね。
概要
玉職人とは、テレビ朝日の深夜番組「内村プロデュース」にて、さまぁ~ずの三村マサカズが発現させたキャラクター。
この番組では毎年、正月特番では温泉旅館でのロケを行い、内村光良を筆頭に十数人の芸人が集まって、大喜利や芸人魂を試されるゲームを繰り広げており、毎回そのラストを締めくくっていたのが「露天風呂だるまさんがころんだ」であった。
文字通り、露天風呂の中で「だるまさんがころんだ」が行われ、内村が鬼となり独特のタイミングで"だ・る・ま・さ・ん・が・こ・ろ・ん・だ!"と言いつつ振り向く。その時に動いてしまったらスタートラインに戻され、ゴールに到達した優勝者は、賞品(と称したドッキリ)が与えられるというルール。
最初は皆タオルを腰に巻いているが、ゴールが近づいてヒートするに連れ、引っ張られたり自然に落ちたりして腰からタオルが外れ、画面上は十数個のモザイクマークだらけになっていくという、現代では考えられないほど良い意味で無茶な企画であった(有吉弘行に至っては、開始直後に即タオルを脱ぎ捨てて自ら股間を丸出しにする程)。
そんな中、鬼が「だるまさんがころんだ」と言って振り向き、全員が硬直している時に、三村が自分の前を行く者の股間に、そっと手を伸ばして引っ張ったり弄ったりして、相手のバランスを崩しアウトにさせるという妨害行為が幾度となく行われた。その際の顔が妙に真剣で、「まるで職人のよう」であることから、「玉職人」という異名が生まれた。狙った獲物は逃さず確実にやり遂げる様はまさに匠の世界である。
例え常に股間を露出させている有吉が近くにいても1番突出している人物を狙うのが職人の流儀である。
その所作から睾丸責めを題材としたR-18イラストに多く付けられる。
なお、2004年1月には、内村が結成したユニット「NO PLAN」がミュージックステーションに出演し、この「露天風呂だるまさんがころんだ」から生まれた歌『前略、露天風呂の上より〜芸人魂の詩〜』を披露。
その後しばらくして『玉職人』という、三村の露天風呂企画内の行動をネタにした曲も制作された。
令和で復活、玉職人
番組終了から17年後の2024年9月28日、「内村プロデュース復活SP」のラストで恒例の「露天風呂だるまさんがころんだ」が行われた。
さすがにコンプライアンスが厳しい時代の為、全員赤褌を締めた状態でスタート。唯一女性のヒコロヒーはアシスタントの白石麻衣と共に見学となった。なお、若手側はハンデとして長い褌を着用した。
ここで、いまや超大物MCに成長した有吉が、股間を出せない事が不満なのか若手時代に戻ったかの如く大暴れ(なお、この前の自宅訪問で有吉は全裸になっているが股間は写されていない)。
その長い褌を引っ張られた若手側が体勢を崩し、次々振り出しに戻される。パンサー・向井と尾形に至っては完全に露出させられ、その際向井は尾形の股間をわずか10cmの至近距離で見る羽目に。なお、見えても動いていなければセーフとして締め直しで続行された。
そんな中、有吉が半笑いの何とも言えない表情になり、「すみません、股間が…」と言いつつ動いてしまいアウトに。振り出しに戻りながら「玉職人がいます!!」と発言し、令和の時代に玉職人が復活したと一同は騒然。「玉職人はどこにいるんだ!?」と皆がわざとらしく騒ぐ中、次はモグライダー・芝が餌食になる。もちろん本家本元の三村の仕業。
三村はその後有吉と芝をもう1回ずつ撃沈するが、ゴール直前に苦しみ始め「新タマがいる!」と口走った。本家の復活のみならず二代目玉職人の誕生と、一同は大いに盛り上がった。
なお新タマは場所からして、菅良太郎が候補として挙がっていたが、後に三村本人から新タマは有吉と明言された。三村曰く「少し強い」とのことで「優しくなっ」とアドバイスを送っている。
こうして股間を出すのも触るのも得意というハイブリッドな2代目玉職人が誕生した。